ぶらぶら街散歩 雑記帖
2009年11月23日月曜日
【本】点と線
松本清張 著
1950年代終盤の社会情勢が見て取れて面白い。えらい時間かけて移動していたんだ。鉄道使って、福岡-東京 22時間、東京-札幌 25時間。新幹線開通前だし、飛行機は刑事が移動手段として失念していたほど一般的になっていない。これが普通なら普通なんだ。
この作品は「社会派推理小説」として当時ブームを起こしたらしい。スピーディに組織に切り込んでいく感じだったのかもしれない。が、流れる時間は緩やかだ。人間関係も穏やかだ。
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