2009年8月23日日曜日

諫山実生-月のワルツ


NHK「みんなのうた」2004年10月・11月
アニメーション:いしづかあつこ

2009年8月16日日曜日

2009年8月15日土曜日

2009年8月9日日曜日

松屋銀座のエレベータ 1987年

【本】日本数寄

松岡正剛著
一回読んだだけでは無理。

目次
1 日本の意匠
 吉右衛門の梅、桜と時代,花鳥の使い、文様のアジア、意匠の誕生、風流過差、能とコンピュータ、耳の文字・目の言葉
2 神仏のいる場所
 中心の移動、説明の庭 壇の思想、天をかぶる帽子、浄土の変相、末法という表現
3 数寄と作分
 主客の遊び、茶数寄茶振舞、利休の面目、バロック・オリベスク、編集文化数寄
4 江戸の人工知能
 和算と条理学、江戸の人工知能、蔦屋の縁側、若冲の名物学、秋成の暗示、浮世絵の最後、粋と偶然
あとがき

【本】誰のためのデザイン?

認知科学者のデザイン原論
D.A.ノーマン著 野島久雄訳
THE PSYCHOLOGY OF EVERYDAY THINGS
Donald A. Norman
「私は、ヒューマンエラーや産業事故の研究をするようになった。そしてわかったのは、人がいつでも不器用に行動するとは限らないことであった。いつでもエラーをするわけではない。人がエラーをするのは、その物がよく考えられていなかったり、デザインが悪かったりするときなのである。」


人の認知に関する理論

メンタルモデルと概念モデルについて
 メンタルモデルとは、人がある対象(自分自身、他者、環境)について理解するモデル。概念モデルはその一部で、概念を理解するために人が構築しているモデル。

 人の概念モデルを利用することで、学習の期間を簡易化することができる。

責任追及
 人はある対象について、知覚することができないと、それを論ずることができない。例えば、あるシステムを使っていて、そのシステムの操作法がわけわかめな場合、(そもそもそのシステムがどういうものか知覚できていないと)自分の操作法が悪かったと言う風に思いがちである。

 一方、人は説明がつくことを好む性質もある。なんらかの問題が発生した時に、一見納得できるような説明をつけられてしまうと、それで満足しがちな傾向がある。この場合の満足は、自己満足にすぎず、問題の本質的解決は先送りされることになる。(飛行機の操縦の場合などに危険。)

行為の7段階
 人は、以下の7つのステップに基づいて行為をしている。開始点はこの7ステップのどこからでもあり得る。

・ゴールの形成
・実行意図の形成
・行為の詳細化
・行為の実行
・外界の状況の知覚
・外界の状況の解釈
・結果の評価
・行為が困難な事例

 ある会議中に発表者が映写機を使ってフィルムを映そうとした。しかし、映写機にフィルムをかける方法が分からず、20分くらい格闘した後、映写技師を呼ぶはめになった。この時の問題である「使いづらい機械」ということを分析すると、こうなる。

・フィルムを映写機にかけるという行為と、映写機のメカニズムとの対応付け(同定)が困難だった。
・映写機の機能を確認する術がなかった。ラベルとか、マニュアルとか。
・映写機になんらかの行為をした際に、フィードバックがなかった。(やっていることが合っているのか、間違っているのかが分からなかった。)

対応付け
 行為をした際には、なんらかのフィードバックが必要。

・可視性・・・表示画面は便利。自分がやったことが何か見ることができる。
・音・・・視覚を使えない時には、確認に対して音など、他の感覚をつかってもいい。ただし、フィードバックの音はそれ以上の意味をもつ(ように感じてしまう)ことがないよう。

思考モデル
・思考モデルは、論理と秩序の構造からなている。
・人の記憶は、連想にもとづく。
・人が演繹する能力は、すでに持っているスキーマから別のスキーマを演繹すること。
・無意識の意思決定は、パターン認識に基づく。
・有意識の意思決定は、コストが高い。過去事例との比較や判断などが行われる。
・人はある問題に集中してしまうと、他のものが見えなくなる傾向がある。

よいデザインとは

よく検討されている
「よいデザインだ」と言われるものは、デザイナーによって多くの検討がなされているものだ。

・ユーザーがこれを使ってどんなことをしそうか。
・どんなエラーが想定されるか
・エラー時にはどういう対応をすればよいか
 などなどを、よく考え抜くことが大事。

使うにあたって記憶が不要
 台所のコンロの口と着火スイッチの対応付けや、部屋の電灯とスイッチとの対応づけ。パッと見て分かるようなものであってほしい。それを操作するのに、事前に何かを覚えなくてはならないようなものは、いつまでたっても覚えられない。

シンプル
 アフォーダンスがはっきりしていれば、無駄な装飾を省くことができる。(例えばドアのノブに「引」とかかれているようなのは、押せるようにもみえるから、「引」という字を書かなくてはいけなくなっている。)

 車のドアノブは、よくできたデザインだ。ああいう形をしていると、指を入れて、決まった向きに引っ張るしかできないんだなと思える。

平均した機能はよくない
 たとえば左利きの人向けの定規は、目盛りが右利き用のそれとは逆向きにふってある。中途半端にしても、あまり便利にならない。ターゲットを絞る。

制約
 いつでも何ができるのか、何ができないのかが分かる状態にしておく。

可視化
 行為の結果や概念モデルが常に目に見えるようになっている。現状を常に評価できるようにしてコントロールができるようにしておく。

 これまで目には見えなかったことを、技術を使って可視化するというのも大事な視点。

対応
 自然な対応付けを尊重する。


使いやすいデザインの原則
1.外界の知識と頭の中にある知識を利用する
2.作業の構造を単純化する
3.実行と評価を可視化する
4.対応付けを正しくする
5.自然な制約と人工的な制約を活用する

ノーマンが挙げる「よいデザインの4原則」
・可視性:目で見ることによって、ユーザは装置の状態とそこでどんな行為をとりうるかを知ることができる。
・よい概念モデル:デザイナーは、ユーザにとってのよい概念モデルを提供すること。そのモデルは操作とその結果の表現に整合性があり、一貫的かつ整合的なシステムイメージを生むものでなくてはならない
・よい対応づけ:行為と結果、操作とその効果、システムの状態と目に見えるものの間の対応関係を確定することができること。
・フィードバック:ユーザは、行為の結果に関する完全なフィードバックを常に受けることができる。

2009年8月8日土曜日

【本】「考え方」の考え方

指南役著

【考え方1 はじめにゴールを見る】
すぐれたアイディアはゴールシーンから生まれる。平凡な一般人になって成功した完成形を見据える。そのとき何か浮かんでくるイメージがあれば、それがアイディア。

【考え方2 とりあえず書き始める】
アイディアを考える上で最も大きな障壁は怠け心。最初の1行までが長い。だが、腕組みして悩むより、とにかく書き始めることでアイディアは飛躍的に降臨する。

【考え方3 ルビッチならどうする?】
ワイルダーは筆が止まると、師匠のルビッチならどうするのだろうと自問した。するとルビッチが乗り移ったように筆が進んだ。あなたのルビッチは誰だろう。

【考え方4 必ず正解がある】
アイディアには必ず正解がある。それは一石二鳥も四鳥もある完璧な正解。アイディアを考えているときに胸騒ぎがすれば、正解は近い。安心して考えを巡らそう。

【考え方5 アイディアはある日突然ノックする】
アイディアマンとはメモ魔のこと。アイディアとは、脳内の2つの知識が結びついて誕生するが、その瞬間はある日突然やってくる。常にメモれる態勢でいよう。

【考え方6 制約はチャンス】
人は制約の下でこそ、知性という翼を自由に羽ばたかせる。制約はむしろチャンス。それを乗り越えることで、素晴らしいアイディアが降臨する。

【考え方7 立ち位置は関係ない】
アイディアを考える特権的な地位や職業はない。誰でも考えていいし、情報はどこにでも転がっている。議事録は末端の人間が優位に立てるチャンス。

【考え方8 アイディアは夜作られる】
時間のないとき、締め切りが迫ったとき、一刻の猶予もないときほどすぐれたアイディアは降臨する。どんなプレゼンの準備も48時間あればできる。

【考え方9 機は熟す】
アイディアは時代が作る。今、あなたに降臨したアイディアも、同時に何人にも降臨している可能性が高い。だから1秒でも早く具現化したほうがいい。

【考え方10 笑えること】
すぐれたアイディアは笑える。逆に言えば、笑える時点ですぐれたアイディア。情報の洪水の中でユーモアは人々の目に留まる。それは万国共通である。

【考え方11 具体的であれ】
すぐれたアイディアは具体的。ディテールの中にクリエイティブの神は宿る。アイディアは誰か1人に向けて考えると、より具体的に面白くなる。

【考え方12 逆転の発想】
すぐれたアイディアは逆転の発想から生まれる。最初は奇異に映っても、やがてスタンダードに。使い方によっては逆転満塁ホームランになる。

【考え方13 引き算の美学】
すぐれたアイディアは引き算から生まれる。黒澤監督は省略の名手だった。引くことで何をみせたいかが浮き彫りになり、結局プラスに。

【考え方14 積極的に模倣する】
すぐれたアイディアは時を超えて受け継がれる。先人の模倣は恥ずべき行為ではなく、逆に無知ほど罪。ただし、ちゃんとリスペクトしよう。

【考え方15 ネーミングのコツ】
ネーミングの立案で最大の障壁は自分。最初の案は保留し、ベストプランの降臨を待とう。大事なのは"語感"。気に入った語感はストックしておこう。

【考え方16 タイムリミットは30秒】
すぐれたアイディアは30秒で説明できる。シンプルで、面倒くさくなくて、子供でも理解できる。30秒で説明できなければ、それはアイディアではない。

【考え方17 アイディアは美しい】
すぐれたアイディアは美しい。思想、構造、見た目が美しい。もし美しくなければ、頭の中にそっとしまっておいたふがいい。

【考え方18 】
好きなことは得意分野になる。少々オーダーと違っても、あなたの得意分野に企画を引き寄せよう。オリジナルに勝るアイディアはないのだから。

2009年8月7日金曜日

IO

みかんぐみ・加茂紀和子・建築ノート・横浜の建築家の父
農水省・バイブロディガー・ごぼう収穫機・ISP002・トマトパンチマシーン
GPS・特許25件3万円/年
相撲・神事・うっちゃり・星端午・大鉄・逆鉾・井筒部屋
最強だった相撲取りをパンダが上回り、それをアルパカが抜いた
バーテン・姐さん・シャブ中
嵐山吉兆・祇園・リーズナブルランチ7500円

2009年8月6日木曜日

歌川広重・雪

東海道五十三次之内 蒲原 夜之雪

東海道五十三次之内 亀山 雪晴

歌川広重・直線で表現する雨

東海道五十三次之内・庄野


名所江戸百景 大川橋・あたけの夕立

2009年8月2日日曜日

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

監督:ニール・ジョーダン
原作・脚本:アン・ライス
出演:トム・クルーズ、ブラッド・ピット
1994年