2010年8月31日火曜日

金獅子賞

石上純也がベネチア・ビエンナーレ国際建築展企画展示部門「アーキテクチャー・アズ・エアー」で金獅子賞受賞。
展示後3時間で壊れちゃったらしいが「独創的で妥協することのない想像力があり、物質性や視界、建築の限界を打ち破った作品」として評価された。最近勉強したからわかります。
これだけ実作が少なくて評価がうなぎ上りになのはザハ以来ではないか。哲学的・数学的・理科的なこの人が建築を変える場面に立ち会えそう。

designboom 最後の1枚だけ倒壊前の写真 
I'm sorry. It's broken.

http://togetter.com/li/45920
金獅子賞を機に議論白熱。ただし石上氏は批判されるべきではない。彼は四角いふうせん、大きなテーブルに続いて挑戦的な構造物を提示した。つきつめてみた。でも壊れてしまった。それ(壊れたことも含めて?)を審査員が選択した。審査、ビエンナーレの位置付け、建築とアートは議論されるべきだが、石上氏を批判するべきではない。