2009年7月31日金曜日

【本】プラス1%の企画力

中谷彰宏著
【面白くないことを、面白くすることが、プラス1%の企画力だ。】

「企画力」という言い方をすると、企画部に配属になって何かプロジェクトの企画を考えると思い込みがちです。
でも、企画力とはそういうことではありません。
昔からある言い方では「ひと工夫」です。

アイデアを1%加えようとする人は、1.5倍にも2倍にも3倍にもふくらますことができます。
常に「あと1%何かできないか」と考えていく時に人間の頭は回り始めます。
それと同時に、まわりがプラス1%の工夫をしていることに気づけるようになるのです。

たとえば「コピーをとる」「電話を取る」「掃除をする」「雑用をする」こともすべて企画力が必要です。
今自分のやっている仕事が面白くないのは、企画部にいないからではありません。
誰がやっても同じ仕事にプラス1%の企画を足していないからです。

最も企画力が求められるのは、誰がやっても同じ仕事を誰がやっても同じにならないようにすることです。
面白い仕事と面白くない仕事は、天地の開きがあるのではありません。
たった1%の違いがあるだけなのです。

「まえがき」から