2010年9月19日日曜日

【本】星の王子さま

サン=テグジュペリ 著  内藤濯 訳
ズキっとくる言葉がいっぱい。
おとなに向けた本だったんだ。

「<飼いならす>って、それ、なんのことだい?」
よく忘れられてることだがね。<仲よくなる>っていうことさ」


「じぶんのものにしてしまったことでなけりゃ、なんにもわかりゃしないよ。人間ってやつぁ、いまじゃ、もう、なにもわかるひまがないんだ。あきんどの店で、できあいの品物を買ってるんだがね。友だちを売りものにしているあきんどなんて、ありゃしないんだから、人間のやつ、いまじゃ、友だちなんか持ってやしないんだ。」

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」

「めんどうみたあいてには、いつまでも責任があるんだ。まもらなけりゃならないんだよ」

「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ・・・・・・」

「ぼくは、あの星のなかの 一つに住むんだ。その一つの 星のなかで 笑うんだ。だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑ってるように 見えるだろう。すると、きみだけが、笑い上戸の星を見るわけさ。」