ズキっとくる言葉がいっぱい。
おとなに向けた本だったんだ。
「<飼いならす>って、それ、なんのことだい?」
「
「じぶんのものにしてしまったことでなけりゃ、なんにもわかりゃしないよ。人間ってやつぁ、いまじゃ、もう、なにもわかるひまがないんだ。あきんどの店で、できあいの品物を買ってるんだがね。友だちを売りものにしているあきんどなんて、ありゃしないんだから、人間のやつ、いまじゃ、友だちなんか持ってやしないんだ。」
「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
「めんどうみたあいてには、いつまでも責任があるんだ。
「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ・・・・・・」
「ぼくは、あの星のなかの 一つに住むんだ。その一つの 星のなかで 笑うんだ。だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑ってるように 見えるだろう。すると、きみだけが、笑い上戸の星を見るわけさ。」