2016年10月27日木曜日

トラフ講演会「インサイド・アウト」


ギャラリー間主催@イイノホール

【memo】
2年前に依頼。1年切って本格的に詰め始めた。
敷地を頼りに空間を考え始める。
3階と4階をつなぐ。井桁、格子など。
3月に大きなテーブル案に。
5月、100個のテーブル100個の考察。
6月8日 事務所のテーブル上の模型たちを見て、この中を歩いたらいいんじゃないかと。
7月1日にNゲージを走らせた。
事務所を設営場としてつぶす。
テーブル上には雑多に見えるがNゲージ映像を見ると時系列になっている。
3階→4階→3階 というギャラ間の構造を活かした。展示を見て、映像で発見し、展示を見直す。
事務所で展示物をパミって9月13日搬入。3日で設営。動画撮影してWOWに渡した。そして編集。試写、展示をいじりまた編集。これを繰り返す。
中庭にも大きなテーブル。
4階に映像スペース。段々ベンチに座って18分上映。

「モノから風景をつくる」
都市計画→建築→インテリア→モノ
このヒエラルキーを壊したい。
・テンプレート イン クラスカ
モノから空間を決定する試み。
一回こっきりのユニットとして鈴野さんが禿さんに声をかけた。仕事が続いてそこから13年。
4年間クラスカに事務所を構えた。
・ナイキ
1年限定。白いエアフォースワンを300足。新作出るたびに色がつく。
「時間をとりこむ」
・港北の家
採光が望みにくい場所。4つのトップライトが伸びた家を提案。
太陽の動きで室内の光が変わる。
・結婚指輪
二人の共有する時間を表現。
ゴールドにシルバーコーティング。使っていると金が出てくる。
・ドールハウスチェア
「見えないものを可視化する」
・空気の器
1cmから手切りスタディを始める。0.9mm巾になったら紙が立ち上がった。
・Canonのインスタレーション
空気のようなスクリーン。
プロジェクタとスクリーンの関係を可視化する。
糸のスクリーン。水糸を使った。
観客はプロジェクタを向いて鑑賞する人が多かった。
・ガリバーテーブル
テーブル置いたら芝生広場が傾斜してることがよくわかった。
「家具のような建築、建築のような家具」
・コロロデスク
頭を突っ込めば部屋のように感じる。
書斎や子ども部屋に。
・目黒のリノベーション
RC造の事業所を住宅に。
床を抜いて下に箱を置いて上下をつないだ。
・BIG-T
農業用倉庫の中に個室を置いた。大きな家具のような考え。
「余白をつくる」
・オバケやしき
肖像画なんか怖いんじゃないか。
脅かされた人が脅かす側にまわる。
・ワンモック
犬のための建築 DIY
糸井重里の犬、ブイヨンをクライアントに設定。
糸井さんが脱ぎ捨てた服に飛び乗ってきて居場所になる。
脱いだ服をかぶせる家具。
インスタなどで世界中の人が写真をアップしてる。
「敷地を与える」
・キャッチボール
「素材から発想する」
・テープフック
水につけて強度をもたせた
・A4シェルフ A3シェルフ
折れば強い。
・ウォーターバルーン
蛍光灯の廃ガラスを使ったLED照明
「トラフの小さな都市計画」
・ドーゾベンチ
どうぞ座ってください。
町の風景を変えられるんじゃないか。
・ワールドカップ
白線に興味。
新しいものをつくるのは大変。
パラメータを変えることで新しいものができる。
・石巻工房プロジェクト
311後のものづくり
働く場所をつくる。
千葉工房長の早い行動がエンジン。

たくさんの人たちとプロジェクトを組んでいるのがトラフ。
これからもゆるく続けて拡げて。