2009年12月26日土曜日

【本】知に働けば蔵が建つ


内田樹 著

資本主義企業における「労働にたいする対価としての賃金」はつねに労働が生み出した価値よりも(すごく)少ないのである。「自己を供物として捧げることで共同体を維持する」という太古的・呪術的な社会観に通底しているのではないか。おそらく「自己を他者への供物として捧げ、他者によって貪り食われる」というカニバリスム的時況そのもののうちに強烈な「快感」を覚える能力を得たことによって人類は他の霊長類と分岐したからである。人間は、すねをかじられてはじめて自分にすねがあることを知るという逆転した仕方でしかアイデンティティを獲得できない生き物である。

2009年12月24日木曜日

マー・ヤナギから


さて今日はクリスマス。いよいよ今年も第四コーナーを回りました。
どうぞ素敵なクリスマスを。そしてよいお年をお迎えください。
ささやかながら私からのプレゼント、添付します。

2009年12月14日月曜日

パパ・タラフマラ


パバ・タラフマラのパンク・ドンキホーテ。トラフ空間に白が綺麗な照明。気持ちよいジプシーっぽい音楽。鍛えられた身体。う~ん。ロバがいい。惚れた。COOLな狂言回し。
http://www.pappa-tara.com/punk/

舞台美術、衣装、音楽、照明、身体全部をまとめたゲージュツを目指しているのか。途中でストーリーを理解することやめた。子供が見るように見ようと。

2009年12月9日水曜日

POLA GINZA


ポーラミュージアムアネックス
田中香菜さんの"Rejuvenation" 
ガラスの雨、雫が静止している。美しい。
見る者が壊してしまいそうな展示がいい。
現場制作とのこと。

新しいもの/古いもの


千葉学@INAX GINZA
大多喜町役場計画案のスタディ

2009年12月5日土曜日

【本】「渋滞」の先頭は何をしているのか?


西成活裕 著

■障害物があった方が時間が短くなる場合もある
被験者50人に幅50cmという狭い出口から退出してもらい、障害物として直径20cmの円柱を出口から75cm離して設置した。6回の実験の平均で総退出時間は障害物があった方が2秒も速かった。  (中略)
そしてビデオを分析すると、円柱があった方が人同士のぶつかり合いが少なくなることがわかった。円柱がない場合は人が出口に一気に殺到してアーチアクションが発生するが、円柱のおかげで殺到が抑えられ、衝突が緩和されたのだ。

■稟議書の回転スピードを上げる方法
まず、自分が印を押す書類が回ってきたら、例えば1時間おきなどの定時に必ず内容をチェックして印を押し、次に回すとよい。これを定時運搬と呼び、これにより書類の回転にスピードが生まれる。


Maison Hermès Window Display


Hermès × Tokujin Yoshioka

2009年12月4日金曜日

たけいしさん




























懐かしい想いがしました。
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ローソク、レンズ、モーター・・・
若かりし頃、夜な夜な光り遊びに耽っていた時に引き戻されました。
ああいう「手」を感じる光は久しぶり。
ニコニコする展示会です。

「LIGHT MATERIALS展」
渋谷区渋谷4-2-5
CLEAR EDITION & GALLERYにて

2009年12月3日木曜日

日比谷公会堂

【本】見える化
















「よい見える化」は「気づき」を育む
「よい見える化」は「思考」を育む
「よい見える化」は「対話」を育む
「よい見える化」は「行動」を育む

まず現状の棚卸から始める
「見せたくないもの」「見せられないもの」ほど「見える化」する
「見える」もの「見せる」ものを絞り込む
鮮度・タイミングを重視する
アナログとデジタルを使い分ける
わかりやすく、シンプルに
現場の当事者自身が「見える」ようにし、仕組みもつくる
本当の勝負は「見えたあと」
「見える化」のノウハウを共有する
経営トップが「見える化」を牽引する

遠藤功 著

2009年11月25日水曜日

NO MAN'S LAND



NO MAN’S LAND
創造と破壊 @ フランス大使館 最初で最後の一般公開
開催期間:2009年11月26日(木)?2010年1月31日(日)入場無料
オープニングレセプション:2009年11月25日(水) 18:00-22:00
会館時間:木・日10:00?18:00/金・土10:00?22:00 ※入場は閉館時間30分前まで
休館日:月?水/12月31日(木)?2010年1月3日(日)
住所:東京都港区南麻布4-11-44 東京メトロ広尾駅 徒歩7分

「ノー・マンズ・ランド」 それは解体前のフランス大使館旧庁舎を見る唯一のチャンス!
大使館が新庁舎に移転した後、旧庁舎においてNo Man’s Land が開催されます。国際的に有名な、あるいは頭角を現し始めた、フランスおよび日本の数多くのアーティストが参加します。作品は、そのほとんどが現場で制作され、事務室、廊下、資料室、階段、地下室、中庭など、屋内外のあらゆる空間に展示されます。ご来場の皆様にはヴィジュアル・アート、ファッション、デザイン、建築、パフォーマンスなど、あらゆるジャンルの創作をご覧になって頂けます。

総合キュレーター:エレーヌ・ケルマシュター 文化アッタシェ(Helene Kelmachter, Attachee Culturelle)
コーディネーター:アントワーヌ・ペラン(Antoine Perrin)

◎参加アーティスト
Albert Abut/Cecile Andrieu/Asami/Agathe de Bailliencourt/Masako Ban(坂雅子)/Richard Bliah/Christian Boltanski/Lilian Bourgeat/Christophe Brunquell/Nicolas Buffe/c.r.c/Philippe Chatelain/Contrapuntal/Peter Cook/Alexa Daerr/Alice Daquet/Sarah Dolatabadi/Yuumi Domoto(堂本右美)/Erkiletlian Romain/Pierre Filliquet/Audrey Fondecave/Monique Frydman/Nobuhiro Fukui(福居伸宏)/Emmanuel Guillaud/Hanayo(花代)/HIROMIX(ヒロミックス)/Akiko Hoshina(保科晶子)/J.Jo/Jef Aerosol/Bernard Joisten/Jules Julien/Kare-San-Sui/Surrounding(枯山水サラウンディング)/Kengo Kito(鬼頭健吾)/Ai Kitahara(北原愛)/Kosei Komatsu(小松宏誠)/Anne Leigniel/Guillaume Leingre/Claude Leveque/Julien Levy/M. Chat/Matthieu Manche/Erina Matsui(松井えり菜)/Harutaka Matsumoto(松本春崇)/Mathieu Mercier/Seiji Mido/MIKAN(みかんぐみ)/Shintaro Miyake(三宅信太郎)/Manika Nagare(流麻二果)/Takashi Nakajima(中島崇)/Shunsuke Francois Nanjo(南條俊輔フランソワ)/Gwenael Nicolas/Hiroko Okada(岡田裕子)/Andrew Palaski/Frank le Petit/Aurelie Petrel/Sabine Pigalle/Plaplax/Psykoze/REBIRTH PROJECT(伊勢谷友介×リバースプロジェクト)/Lucille Reyboz / Hitomi Fujiwara/Georges Rousse/SANAA(妹島和世×西沢立衛)/Shun Sasa(佐々瞬)/Speedy Graphito/Kishio Suga(菅木志雄)/Kouichi Tabata(田幡浩一)/Mayumi Terada(寺田真由美)/Kimio Tsuchiya(土屋公雄)/Christophe Valery/Julien Vedrine/Jean Luc Vilmouth/Shingo Yoshida(吉田真悟)/Yoshino Shotaro(吉野祥太郎)

外苑の秋


2009年11月23日月曜日

オラファー・エリアソン - あなたが出会うとき



金沢21世紀美術館
2009年11月21日(土)~2010年3月22日(月)
10:00-18:00 (金・土曜日は20:00まで)
*1月2日(土)、3日(日)は17:00まで
休館:毎週月曜日(11月23日、1月11日、3月22日は開場)、11月24日(火)、12月29日(火)~1月1日(金)、1月12日(火)



行かねば・・・・・

【本】点と線


松本清張 著

1950年代終盤の社会情勢が見て取れて面白い。えらい時間かけて移動していたんだ。鉄道使って、福岡-東京 22時間、東京-札幌 25時間。新幹線開通前だし、飛行機は刑事が移動手段として失念していたほど一般的になっていない。これが普通なら普通なんだ。
この作品は「社会派推理小説」として当時ブームを起こしたらしい。スピーディに組織に切り込んでいく感じだったのかもしれない。が、流れる時間は緩やかだ。人間関係も穏やかだ。

2009年11月22日日曜日

遠藤照明 3割安いLED照明発売へ


遠藤照明は国内大手メーカーの同等品に比べ価格が3割程度安い発光ダイオード(LED)照明を2010年2月に国内で発売する。低価格品の投入でラインアップを現在の約300機種から1000機種へと拡充。11年3月期にはLED照明の売上高を今期予想比3倍強の100億円に引き上げる。
商業施設や家庭などに幅広く使われ、円形で真下を照らす主力のダウンライトは、消費電力24ワットタイプ「R-12」が2万7500円(税抜き、工事別)と、明るさが同等の国内大手メーカー製品に比べ約3割安く設定する。
「R-12」は同社のこれまでの製品に比べ消費電力を約半分に抑えながら、同じ程度の明るさを確保。反射板やレンズの改良で、光を効率よくコントロールできるようになった。7ワットタイプで9600円と、1万円の大台を切るダウンライトも投入する。
LEDは消費電力が白熱灯の8分の1程度と省エネ性能が高い。同社は国内LED照明市場の開拓だけでなく、欧州や中国、東南アジアなど海外での発売も検討している

日経新聞2009年11月22日
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091122AT1D1900M21112009.html

2009年11月15日日曜日

著作権侵害した。




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2009年11月14日土曜日

【本】正弦曲線


堀江敏幸 著

sin cos tan
サイン コサイン タンジェント
3文字 4文字 6文字
正弦 余弦 正接

ドミトリ・イヴァノヴィッチ・メンデレーエフ
周期律表
気品のある、抽象絵画のような形式美。


美しく懐かしい感じの装丁。
少年時代の体験、感覚が似ている。

【本】仕事に役立つマインドマップ


 トニー・ブザン著

ノートやアイディアメモ、企画書は色と絵を使ってビジュアルで考えましょう、
ということですね。
マインドマップにこだわらず、落書きノートを心がけよう。

2009年11月12日木曜日

PROTOTYPE03


芦沢啓治/Keiji Ashizawa
イノダ+スバイエ/Inoda + Sveje
印デザイン/In Design
オーサグラフ/AuthaGraph
岡安 泉/Izumi Okayasu
大友 学/Gaku Otomo
小林幹也/Mikiya Kobayashi
坪井浩尚/Hironao Tsuboi
寺田尚樹/Naoki Terada
トラフ/Torafu
ドリルデザイン/Drill design
長岡 勉/Ben Nagaoka
中村竜治/Ryuji Nakamura
ノザイナー/NOSIGNER
橋本 潤/Jun Hashimoto
藤森泰司/Taiji Fujimori
参/MILE
柳原照弘/Teruhiro Yanagihara
リーフデザインパーク/Leaf.designpark

MIDTOWN CHRISTMAS


キャノピー・スクエア 「プリズムアベニュー」

柴又 い志い



漬物とお菓子の老舗「い志い」改装中。
出てきた千両箱には文久二年(1862年)と書いてあるそう。
そのころから建っているのかもしれない。建物の半分は移築してきたもの。
右は箪笥から出てきた角隠しセット。戦前は呉服屋が家業だった。

柴又帝釈天


経栄山 題経寺

【本】白川静


松岡正剛 著

私が学会の少数派だという批評については私から何も申すことはありません。多数派とか少数派とかいうのは、頭数でものを決める政党の派閥の考え方で、大臣の椅子でも争うときに言うことです。学術にはなんの関係もないことです。学会にはほとんど出ませんから、その意味では少数派ですが、そもそも私には派はないのです。
詩においては「弧絶」を尊び、学問においては「弧詣独往」を尊ぶのです。弧絶、独往を少数派などというのは、文学も学術もまったく解しないひとの言うことです。
(中略)学問の道はあくまでも「弧詣独往」、雲山万畳の奥までも、道を極めてひとり楽しむべきものであろうと思います。

2009年11月11日水曜日