2010年9月30日木曜日

NIPPON ARTNEXT 2010

京都造形芸術大学・東北芸術工芸大学 外苑キャンパス

著名作家多数参加のなか、気に入った学生作品2点。
■小宮太郎作品:金環食のような作品。[orb]
■堀健作品:砂鉄がウネウネ回転している。[time record]

【本】バカの壁

養老孟司 著

都市化が起きたことで、働かなくても食えるという状態が発生した。ホームレスはその典型的な存在。ホームレスを生み出すのは必ず都会。それは否定的に見られ、蔑まれたりしている。しかし昔みんなが求めた「働かなくても食える」という理想の状態ではないか。こういう状態を目指して必死で働いてきたのに「失業問題が深刻だ」と言っているのは妙なことだ。

2010年9月28日火曜日

【本】200年企業

日本経済新聞社 編

毎回楽しみにしている新聞連載企画。いろいろな努力、工夫、機転が見えておもしろい。が、こうやってまとめてみると、企業が永年存続しているのは「たまたま」なのではないかと思ってしまう。たまたまうまくいった。たまたま生き残った。
自分の会社をみてもそう。企業の寿命は30年と言われるなか、よくもまぁ生き残ってますな、という実感。これはほかの会社でも同じなのではないか。
野村監督が有名にした松浦静山のことば
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
まさにこれ。失敗するときには、何の理由もなく失敗するわけではなく、その過程に何か失敗する要素がある。切り抜けたときでも何か失敗に繋がる要素があった場合がある。こう考えたほうがよさそう。
経営にかぎらず、毎日の「しごと」にもあてはまること。

2010年9月25日土曜日

東京ミッドタウン・和紙キャンドル・ガーデン

多摩大学 村山ゼミ「日本大好きプロジェクト」のみなさん。
「火なんで気をつけてます!」・・・ですね。毎日ごくろうさま。
虫の音とあいまって秋の風情。

地上52階の恐竜たち

恐竜とワニと哺乳類が勢力争いしてたのね。
ワニ・・・ワニは私の古代文脈に入っていなかった。哺乳類が多様に隆盛を極め、恐竜は鳥として空を舞うようになってもワニはワニ。
ワニ、恐竜、鳥類は親戚のようですが。
これはサウロスクス。ワニの仲間。
昨日は地表で人骨を見て、今日は高所で恐竜の骨を見る。
六本木ヒルズ森アーツセンター「地球最古の恐竜展

2010年9月24日金曜日

レクチャー:建築史家・建築家 藤森照信

ワタリウム 藤本壮介展の企画。
藤森節炸裂。藤本氏喜色満面。伊東豊雄さん愛満載の2時間。
藤森さん今日も新発見。「塀は地球の目地だ」
予想ははずれる。予兆あるのみ。
茶室を引き渡したくなくなって自分でつくった高過庵。高すぎた。
泥舟で建築の影をみた。建築の概念を超越しているが茶室だ。
小さな空間に本気でこだわるのは日本人だけ。
ベジタブルシティ・・・未来都市の提案。
言語化することは大事だ。でも自分を語るのは危険。
抽象化された言葉は保存性がよい。
「ものから光が分離する瞬間を見た」by藤本壮介@ル・トロワ

DESIGN ふたつの時代 60s vs 00s

ジャパンデザインミュージアム構想
DDA JAGDA JCDA JID JIDA JJDA JPDA SDA
デザインのエイジングのせいなのか、亀倉さんと剣持さんの静謐なデザインが際立っていた。
60'sは見るものふれるもの初めて(こどもだったから)の時代。いろんなものに未来を感じてワクワクしてたなぁ。70年の万博がピーク。その後、想ってた未来は意外とゆっくりやって来るのだということを学んだ。妄想だったから。でも60'sのデザインはみんな妄想してたから楽しく美しいのかも。今の子どもたちはワクワクしているだろうか。子どもに夢を抱かせるのは大人世代の責任。希望を提示ししなければ。あまりにも現実しか見てないんじゃないか。


MARS 火星 ウソカラデタマコト

東京大学総合研究博物館
微細地震計の精度がすばらしい。拍手や声の振動を記録。
火星に置いてきたいと考えているそうだ。
展示会サイト
併設の常設展 キュラトリアル・グラフィティ――学術標本の表現 がすごい。
人骨標本がいっぱい。

2010年9月22日水曜日

パルミジャーノ・レッジャーノとウンチァラカンチャラ

CITY2.0 - WEB世代の都市進化論

EYE OF GYRE

谷口和正展「FRAGILE 2」

neutron tokyo
月をテーマにした曲の歌詞を鉄板から切り出し、溶接して球体にしあげている。明滅するLEDで展示室内中に文字が映しだされておもしろい。作品の展示イメージはギャラリーのサイトで。

THUNDERBIRDS : Trapped In The Sky


1965年 ジェリー・アンダーソン APフィルムズ
サンダーバードといいえばこの第一作。
ファイヤーフォックス号の着陸に手に汗をにぎった。何度も。
これで2号とバージルを大好きになっちゃったのね。みんなが。
劇中のインテリアデザインにあこがれていたように思うなぁ。
今見てもすてきです。

2010年9月19日日曜日

【本】星の王子さま

サン=テグジュペリ 著  内藤濯 訳
ズキっとくる言葉がいっぱい。
おとなに向けた本だったんだ。

「<飼いならす>って、それ、なんのことだい?」
よく忘れられてることだがね。<仲よくなる>っていうことさ」


「じぶんのものにしてしまったことでなけりゃ、なんにもわかりゃしないよ。人間ってやつぁ、いまじゃ、もう、なにもわかるひまがないんだ。あきんどの店で、できあいの品物を買ってるんだがね。友だちを売りものにしているあきんどなんて、ありゃしないんだから、人間のやつ、いまじゃ、友だちなんか持ってやしないんだ。」

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」

「めんどうみたあいてには、いつまでも責任があるんだ。まもらなけりゃならないんだよ」

「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ・・・・・・」

「ぼくは、あの星のなかの 一つに住むんだ。その一つの 星のなかで 笑うんだ。だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑ってるように 見えるだろう。すると、きみだけが、笑い上戸の星を見るわけさ。」

2010年9月17日金曜日

おまえたち

おまえたちがやってるのはベンチャービジネスならぬアドベンチャービジネスだ。冒険してる。それはトランジスターラジオを売り出した時のソニー、シビックが排ガス規制クリアした時のホンダと一緒だ。おまえらのボスは井深、盛田や本田と同類かもしれない。

【本】人を動かす照明術

結城未来 著

参考文献の量が半端じゃない。
いろんな書物、主に歴史書、人物伝から「あかり」にまつわる話を拾い出してまとめてある。あかりを表している部分は些細だからこれだけのエピソードを集めるのは執念。

2010年9月16日木曜日

埼玉西武ライオンズ号

【本】ガラパゴス化する日本

吉川尚宏著

世界シェアの低い携帯電話の失敗を「ガラパゴス化」と評されたことから「世界的な規格に則っていない」ことには悪いイメージを持っていたなぁ。「世界のルールーに合っていないといけない」「世界の基準を守らなければならない」と。
携帯電話の失敗は「世界の規格に則らなかったこと」ではなくて「日本の規格を世界の規格にできなかった」ことだ。世界の基準・規格を作ったもん勝ち。自分に有利な環境をつくることが肝要。米議会でのロビー活動はこれが目的。品質が低かろうがルールブックは強い。ルールブックを作った者は果実を得られる。このあたり私たち今の日本人は苦手分野ですね。おっとり、ぼんやりしてるから。
あたりまえだが世界のある分野で圧倒的シェアをつくた者は強い。世界の規格ができあがってから合わせていたら後塵を拝する。VHSの規格、CDの規格を主導した日本企業はおいしい果実を得ました。先行者はガラパゴス化している。他に互換性がないのだから。

製品のガラパゴス化を恐れてはいけない。結局イノベータが勝つのだ。挑戦しなければならない。
任天堂の一連のゲーム機は他との互換性はない超ガラパゴス製品。iPhone,iPadもFlashを排除するわがまま規格でも独自ルールが支持を得て大きな利益を得ている。できあがった規格に則って製品をつくっても利益を得るのは規格を作った者だけだ。ルールブックにならなければならない。

ある程度規模のある日本市場はそこだけでも商売できる。だから独自規格で引きこもって生きていけた。だが、外部から入ってくる者は既得権を脅かされるので排除しようとする。排除するときには政府を巻き込んで同業一致団結。縮小する日本にとって本当に大事なのは日本に対する投資の拡大。既存企業が国外に出て行って外国に多額の税金を納め、外国で雇用を増やしても日本に住む者への利益はない。国が注力すべきは日本企業が日本から出て行くことの応援ではなくて、ガラパゴス化を防いで外国からの投資先として魅力的で活動的な国への体質変換することだ。既存企業は排除と守りの姿勢では存続できない状況になりますが、健全でしょう。外国人が起業して世界を市場としているトレンドマイクロが東京に本社を置いている。こういう企業を増やす。早くやったほうがいいなぁ。元気な明るい国になると思う。

2010年9月13日月曜日

銀座テラス

これもLED
和光の頭が見えます。
リコーと山野楽器のネオンが明るい・・・

2010年9月12日日曜日

【本】FREE

クリス・アンダーソン 著

ハードの価格が下落し続けることでインターネット上のサービスはコストが限りなく"0"に近づいていく。よってサービスは「無料」があたりまえになる。インターネットが登場したときからそうなのだ。ネット上のサービスで稼ぐことはできないので、有料プレミアムサービス、広告収入、別のものを買ってもらう、寄付などで事業計画する必要がある。

現実的に起きていることであり、自分は「無料サービス」の恩恵に浴している。「無料」でできることの広がりはすばらしい。
で、どうなの?という感じ。
近未来の指針が述べているのかと思ったらそうじゃなかった。
この本は著者自身の宣伝本のように思う。『ロングテール』に続くプロモーション。自分の価値を高める手段。だったらお見事ですね。

どー考えても経済が縮小すると思うんですよね。グローバル経済は。逆行するようだが、閉じた世界での情報量が爆発的に増えているから、小さな経済圏(地域ではない)がたくさんできてくるんじゃなかろうか。その中で完結してしまう昔の「集落」みたいなものがネットを基盤に成り立つように思う。そういったコミュニティは外から見えにくいので、全体の経済把握もできなくなったりして。


※グーグルではハードのイニシャルコストよりランニングコスト(電気代)が上回る。サーバーセンターは水力発電所の近くに設置している。火力発電は利用しない。

2010年9月11日土曜日

今夜の表参道はどこもパーティーなんです。

あっちゃこっちゃVOGUEの仕掛け。
http://www.fashionsnightout.jp/

夜の「空気の器」









会場構成:
トラフ建築設計事務所
かみの工作所  www.kaminokousakujo.jp/
福永紙工株式会社

田屋

千葉学初の店舗。

TIPPING POINT

フィジカルディマー、「金の卵」から進歩拡張。
指のジェスチャーをセンスする操作デバイス追加。15の負荷を制御。負荷同士の通信も。
身体的感覚をもって、あかりとつきあう」に近づくか。彼らも照明のスイッチ(インターフェース)への不満から研究をはじめたそうだ。
「続けましょう!」とあらためて激励。お願い?
■情報科学芸術大学院大学 IAMAS http://www.iamas.ac.jp
AXISにて。

SPIRAL MARKET LIMITED SELECTION

たくさんの「空気の器」が浮遊。
会場構成:トラフ建築設計事務所
かみの工作所  www.kaminokousakujo.jp/
福永紙工株式会社

銀座目利き百貨街

薫堂さん、ライブで文章の量り売り。178円/文字(あの脚本のギャラを文字数で割った価格)。時間かけて絞り出すように原稿用紙にむかう。あんな名セリフもこうやって書いたのかなぁ。
もっと気楽にすらすらと創り出すのかと思ってた。 
「穴があったら、のぞきたい 小山薫堂」
黒川さんへ博士号のお祝い申し上げる。ニコニコごきげんでお話し。
卓さんワールドの会場。ぶ厚いカタログのできがよい。49名もの多忙な店主の出品を掲載したカタログが高いクオリティで用意されていることがすばらしいですな。
http://designcommittee.jp/mekiki/

2010年9月10日金曜日

2010年9月8日水曜日

3M store

トラフの仕事
ダイノックシート、床にも貼っちった。

2010年9月4日土曜日

Kiichiro Adachi, SOAP/SOAP

足立喜一郎

懐かしゅうございます。
ミラーボールのアナログな光。昭和でございます。

お洒落な天井。なんだけどなぁ・・・

【本】The Sense of Wonder

レイチェル・カーソン 著

「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性」

この感性は、やがて大人になると決まって到来する倦怠と幻滅、あるいは自然の源泉からの乖離や繰り返しにすぎない人工的快感に対する、つねに変わらぬ解毒剤になってくれるもの。

著者は1962年に『沈黙の春』(Silent Spring)で環境汚染の警鐘を鳴らした。執筆中に癌宣告を受け後世に意思を伝えたいと本書にとりくんだらしい。1965年、友人達が遺稿を編纂して出版。今の社会を見透かしたような提言。

2010年9月3日金曜日

OKいただきました。

shokolattsus @JunioDesign のピカピカの新店舗に。ピカピカのチタンカップが並びました。照明計画 @wallyssk さんと@ryo_coO さんが終えて、さらにピカピカです。


SUSギャラリー

やきとり屋のスパイシーチキンカリー

500円@広尾散歩通り
んまい。

2010年9月2日木曜日

銀座ナイト・ライト・ツァー


銀座はね、通りをつなぐ路地がおもしろいのね。
ENV.イシカワさん、アイザック、フジワラさん、METI.ツチヤさん
LD.ショージさん、アカネさん、ナガシマさん
EL.カコ、カメ、わたし
座長より あかりの新概念――「KURARI(くらり)」が提唱された。