2009年12月5日土曜日

【本】「渋滞」の先頭は何をしているのか?


西成活裕 著

■障害物があった方が時間が短くなる場合もある
被験者50人に幅50cmという狭い出口から退出してもらい、障害物として直径20cmの円柱を出口から75cm離して設置した。6回の実験の平均で総退出時間は障害物があった方が2秒も速かった。  (中略)
そしてビデオを分析すると、円柱があった方が人同士のぶつかり合いが少なくなることがわかった。円柱がない場合は人が出口に一気に殺到してアーチアクションが発生するが、円柱のおかげで殺到が抑えられ、衝突が緩和されたのだ。

■稟議書の回転スピードを上げる方法
まず、自分が印を押す書類が回ってきたら、例えば1時間おきなどの定時に必ず内容をチェックして印を押し、次に回すとよい。これを定時運搬と呼び、これにより書類の回転にスピードが生まれる。