2011年4月20日水曜日

【本】武士の家計簿

磯田道史 著

古本屋から入った連絡で著者が手に入れた加賀猪山家三代にわたる家計簿。
御算用者という算術能力で採用される武士。能力があれば出世できるとあって下級武士の猪山家は勉学に励み能力で家計を支えた。激変する幕末の時代背景、武士の面子、意外にドライな親戚関係。けっこう今に通じる生活が見える。
記録ってさまざまなものを見せてくれる。まさにタイムマシーンだ。その読み解き方が肝なんでしょうけど。