『Access to Materials -デザイン/アート/建築のためのマテリアルコンピューティング入門』
刊行記念トークセッション@ジュンク堂
脇田玲×田中浩也
【田中氏】
大量生産によるモノづくりから市民個人が作りたいものを作ることができる時代に。工作機械がインターネットの端末になった。誰でも工作機械を扱える場がファブラボ。
FabLab 1.0 自由にモノをつくる
ある個人のためのパーソナルコンピュータ。
FabLab 2.0 モノを作る機械をつくる。
職人は道具や素材を作りたくなるもの。
FabLab 3.0 機械が機械をつくりだす。増殖。
FabLab 4.0 レプリケーター:スタートレックに登場する装置。
素材に戻すことができる。
工作機械をつくること。ちゃんと機械を作らないと人が辛い思いをする。
増殖、分解思想のものづくりが膨大な人力に頼っている現場はまちがい。
【脇田氏】
ニコラス・ネグロポンテ
Soft Architecture Machine, MIT Press, 1976
機械の自己増殖が暴走すると世界を機械が覆い尽くす "Gray goo"が起きる。
いいんじゃないかと思っている。
【田中氏】
消えて循環する、朽ちることが大事だと考える。雪のように。
生物が自己複製して死を迎えるように、複製したら消える。
今までの「生産者」と「消費者」に加えて「分解者」が登場する。
アップサイクル:付加価値をつけて循環させる。
Access to Tool → Access to Materials
メイカーズ と メイカーフェア
本を読むチカラと同様に物事を読むチカラが重要
【脇田氏・田中氏】
サービス・デザイン・シンキング
顧客に寄り添うことで提供するもの、モノづくりは変わっていくはず。
マテリアライゼーション
情報を物に変換する
物でデータを表現する
ex. http://www.fab9jp.com/