藤川健治 訳編
1969年 1979年41刷
■目次
1:速度、運動の合成
わたくしたちは、どれほど速く運動するでしょう?
時間を追って
1000分の1秒
時間の拡大鏡
わたくしたちが太陽のまわりを動くとき
車輪のなぞ
車輪のもっともおそい部分
じょうだんごとではない問題
ボートはどの方向からきたのか?
2:重力と重量 てこ、圧力
立ちあがってみなさい!
歩行とかけ足
進行中の乗り物から、どんなふうに飛びおりなくてはならないか?
両手で銃弾をつかむ
スイカ砲弾
秤台の上で
物は、どの場所だとより重くなるか?
物体が落下するとき、その重量はいくらになるか?
大砲から月へ
ジュール・ヴェルヌは月旅行をどんなふうに描きそれはどんなふうになされたでしょうか?
自分 自身よりもっと強く
先のとがった物はなぜ刺すのか?
リヴァイアサン
3:媒質の研究
弾丸と空気
超遠距離射撃
たこはなぜあがるか?
生きたグライダー
植物がおこなう動力を用いない飛行
落下傘降下者の未開傘降下
ブーメラン
4 :回転、永久運動
ゆで玉子と生玉子をどうやって区別するか?
《おわらい車輪》
インク旋風
だまされた植物
永久機関
ウフィムツェフの蓄力機
《へふしぎであって、ふしぎでない》
もう一つの《永久機関》について
ピョートル一世時代の 《永久機関》
5:液体と気体の性質
二つのコーヒー沸しの問題
古代は、なにを知らなかったか
液体は圧す・・・・・・上へ!
より重いのはどちらか?
液体の自然の姿
散弾はなぜ丸いのか?
底なしのワインカップ
灯油のおかしな性質
水に沈まない銅貨
網のなかの水
技術につくす泡
いつわりの永久機関
シャボン玉
なにがいちばん薄いか?
干潟をつくる
わたくしたちは液体をどんなふうに飲むのでしょう?
改良された漏斗
木の一トンと鉄の一トン
まったく目方のない人間
《永久時計》
6:熱現象
鉄道が長く伸びるのは夏でしょうか冬でしょうか?
罰せられないぬすみ
エッフェル塔の高さ
入浴と靴についての話
奇跡は、どんなふうにおぜんだてされたでしょう?
むかしの自動巻き時計
巻タバコが教えること
湯の中でも溶けない氷
氷の上か氷の下か
閉めきった窓からなぜ風が吹きこむのでしょう?
ふしぎな風車
オーバーと雪
わたくしたちの足の下にはどんな四季があるでしょう?
紙のシチューなべ
氷はなぜ滑りやすいのか?
氷柱(つらら)の問題
7:光線
捕えられた影
玉子の中のひな
いたずら写真
日の出についての問題
8:光の反射と屈折
壁を通して見る
話をするへ切り取られた≫頭
前かりしろか?
鏡を見ることができるでしょうか?
あなたは鏡をのぞいてだれを見ますか?
鏡を前にして描く
要領よく急ぐ
カラスの飛行
万花鏡の新旧
幻想と蜃気楼の宮殿
光はなぜ、またどんなふうに曲折するのか?
どんなとき、短い道より長い道のほうが早く行けるでしょう?
新しいロビンソンたち
氷を使ってどうやって火を手に入れるか?
太陽光線の助けをかりて
蜃気楼の古いものと新しいもの
《緑の光》
9:片眼と両眼の視覚
写真を見る技術
写真はどんな距離で持たなければならないでしょう?
拡大鏡の奇妙な作用
写真の引伸ばし
映画館でのいちばんよい席
立体鏡とはなんでしょう?
わたくしたちの目を立体鏡として
三つ目の視覚
つやとはなにか?
どの文字の方がずっと黒いでしょう?
生きている肖像
突きさされた線と他の錯覚