2025年10月12日日曜日

前川國男 生誕 120 周年イベント Part2

12:30~14:30 シンポジウム
『前川國男のアイデンティティーを語る!』

第1部:藤森照信 
第2部:中田準一
15:00~16:00 前川國男邸見学
4グループに分かれ、約15分ずつ自由見学

(前川建築設計事務所 OBが質問にお答えします)
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■場所:江戸東京たてもの園(ビジターセンター内多目的ホール、および前川國男邸)

藤森照信さん
たてもの園企画
道路拡張で持ち主が建物保存を要望した。
都市計画の都合。
藤森照信さんにレイアウトしろと。
下町地区を弓道場跡に据えた。木を切らなきゃおけないから。
モダニズム住宅
土浦亀城邸(POLAが買い取った)→大川邸、堀口捨巳の住宅(小出邸)、前川國男邸
部材を軽井沢の小屋に保管していた。
サロンの照明はオリジナル不明。
現在はイサム・ノグチを付けている。
大谷幸夫は前川事務所に行きたかったが丹下健三事務所。
大谷が「前川國男邸は前川國男の最高傑作だ」と言ったらムッとされた。
それで保存することになった。
大高さんも同意していた。藤森照信さんも同意。

前川國男はパレスサイドビルを「なんて細い線で作るんだろう」と評した。前川國男の好みは重い。
前川邸は木造で軽くなった。
日本のモダニズムの重要な建築。
近代の技術で近代を表現する。
鉄、ガラス、コンクリート
日本は木造でモダニズムを作る。
世界的に変なこと。
土浦邸はバウハウス系の木造。
レイモンドが「軽井沢夏の家」で木造モダニズムを始めた。
実践したのが前川國男邸。大きな影響をを与えた。
土浦、前川、谷口はダンス仲間。

中田準一氏
前川國男60歳から80歳
晩年「近代合理主義では建築は成り立たない」