2010年3月14日日曜日

スタンドプレイから生じるチームワーク

「我々の間にはチームプレイなどという都合のよい言い訳は存在せん、あるとすればスタンドプレイから生じるチームワークだけだ」
 荒巻大輔のことばですが、創造変革型組織の理想的な状態をあらわしていますね。
能力あるメンバーが目的に向かって自発的に行動(スタンドプレイ)、まわりと連携して(チームワーク)全体の成果をだす。飛び出したり引いたりバランス感覚がとても大事。お互いの信頼があって成立し、信頼はリスペクトの対象となる能力、特長とエモーションによって生じる。グルーブ感ある素晴らしい状態。
 STAND ALONE COMPLEX「個の集合」とはうまく言いました。当然、個は能力が高くなくてはならない。コンパクトな精鋭部隊によるプロジェクトの理想形でしょう。組織とは目的のため存在するもので、目的完遂すれば解散。
 役割分担した行動(チームプレイ)はそれぞれの領域を超えることはできない。ルーチンが目的ならば適当だが、決してブレークスルーは起きない。期待してはいけない。組織の維持が目的になっている組織がままあるが、全体にチームプレイを徹底している場合が多いかも。仕事を分け合ってたりしたりして。
 そういえばオランダはワークシェアリングを国策としてやってるがうまくいっているのかなぁ。代わりのきく仕事がこれからもそんなにあるのだろうか。代わりのきく仕事は機械に代わられちゃうと思うんですよね。


「ライヴでは全員が互いの音を聴き、互いを見つめている。そうする事によって、全てが凄くタイトになっていく。ツェッペリンは誰でも曲を好きな方向へ持っていくことが出来たし、みんながそれに付いて来てくれる事も常に解っていた。まるで鳥の群れがいて、一羽の鳥が別の方向へ飛んでいくと、突然群れ全体が向きを変えるような…、そんな感覚だったよ」
ジョン・ポール・ジョーンズ