昨日、山梨知彦氏のレクチャーを聴講。
展示絵画それぞれにLED照明を10~30個使用して、絵画の陰影を浮き立たせるべく照明調整しているとのこと。展示は固定ではなく入れ替えもしているという。入れ替えれば当然、照明調整している。どないなっとんねん、実際には。ということで行って確認。
LEDは25mm径程度の目玉型DLを64mm径の天井開口に収めて照明。うん、これなら変更調整できる。グレアレスタイプだと思い込んでいたので維持できるイメージがなかった。
たくさんの光源で照明しているので絵に近づいても自分の影が出ない。不快な多重影を心配していたが問題なし。
光源を見ると、色のばらつきは常識程度にあり。つまり相当あり。しかし、絵画上ではまったく問題ない。美しい光である。
美術館で「絵を照らす」が「フラッドに照らす」でなくてよいことを理解する。あたりまえですね。思い込み、慣習に染まってはいけない。
参考:弐代目・青い日記帳・・・ホキ美術館
外観/
内観
来場者多く盛況。
写実絵画専門という珍しい美術館。現在の作家さんたちの作品を収蔵。作家さんの「技術」に驚く。(写真作品のように見えてちょいと複雑な気持ち)現代美術ばかり見ているので新鮮だった。