2013年10月29日火曜日

【本】「超」説得法 一撃で仕留めよ

「超」説得法 一撃で仕留めよ
野口悠紀雄著

1.「あなたは能力があるのに、周りの人がそれを分かっていない」これは、誰もが聞きたいとねがっている究極の殺し文句だ。相手の関心を獲得するために、この一撃(あるいはその変形)が有効。
2.適切な命名やうまい比喩がないかと、つねに探し求めよう。説得するにも攻撃するにも、名前や比喩は強力な弾丸になる。
3.相手の決心を変えさせるには、評価尺度の正しさを争うのではなく、評価の基準を変えさせるほうが有効。
4.スピーチでは、話し始めに凝るより、最後の締めくくりを印象的に。ケネディの「私はベルリン市民だ」を真似て、「私はあなた方と同じ側にいる」と伝えるのがよい。
5.「負の一撃」は致命的。とりわけ、最後の段階での負の一撃は取り戻せない。「あやまちすな。心して降りよ」