2008年4月16日水曜日
赤橙黄緑青藍紫
■虹の性質
主虹(しゅこう、しゅにじ)、または1次の虹と呼ばれるはっきりとした虹の外側に、副虹(ふくこう、ふくにじ)、または2次の虹と呼ばれるうっすらとした虹が見られることがある。主虹は赤が一番外側で紫が内側という構造をとるが、副虹は逆に赤が内側、紫が外側となる。
主虹は「太陽」-「プリズムとなる水滴」-「観察者」のなす角度が40~42度となる位置に見られる。このため、虹は太陽の反対側にみられ、太陽が高い位置にあるときは小さな虹が、夕方など太陽が低い位置にあるときは大きな虹が見られる。また、副虹は「太陽」-「プリズムとなる水滴」-「観察者」のなす角度が50度となる位置に見られる。
■スペクトルの発見
イギリスの物理学者・アイザック・ニュートンは望遠鏡の研究の過程において、プリズムに白色光をあてると、色が分解し虹が見られることを発見した。
ニュートンはこの結果から、光は様々な粒子の混合体であるという「光の微粒子説」を唱えたが、ロバート・フックやクリスティアーン・ホイヘンスなどから激しく批判された。
虹の色数が七色であると言ったのはニュートンが最初で、色の数は最終的にはドレミの音階(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ)から七という数字に落ち着いたもの。