2010年5月5日水曜日

おくりびと

「冷たくなった人間を蘇らせ、永遠の美を授ける。それは冷静であり、正確であり。そしてなにより優しい愛情に満ちている。別れの場に立会い故人を送る、静謐で全ての行いがとても美しいものに思えた」
「生き物は、生き物を食って生きている・・・だろ」
「死ぬ気にならなきゃ食うしかない」
「食うならうまいほうがいい」
「うまいだろ」
「うまいっすね」
「うまいんだよな。困ったことに・・・」
「長えことここさいっと、つくづく思うのよね」
「死は門だなって」
「死ぬってことは終わりってことじゃなくて、そこをくぐりぬけて次へ向かう」
「まさに門です」
「私は門番としてたくさんの人を送ってきた。いってらっしゃい。また会おうの。って言いながら」

山﨑努と本木雅弘は「フェイク」のアル・パチーノとジョニー・デップのようだ。ぜんぜん違う映画だけど。