吉村 靖孝 著
一見ニュートラルを気取る「法規制」が、けっしてニュートラルとは言えない建築や場所を生み、また地域の個性を形成している事実は、ある意味ではとても痛快なことです。少し大げさかもしれませんが、もはや「法」は「人工的な自然」と言ってもいいような、建築にとっての重要な「環境」になっているのではないでしょうか。
- まえがきより -
『超合法建築図鑑』は私も持ってます。
別に、法律上は何ら問題ないのですが、著作権に異常にやかましい今となっては、出版社が躊躇する内容です。
- 某編集者 談 -
なるほど。
出版社が躊躇するね。
だから『超合法建築図鑑』おもしろいんだ。
東京のほとんどの建物は「法」がデザインしているんじゃないかと思える。普通じゃ発想しない突飛なデザインが登場。キリン・ビル秀逸。