-ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて-
アレックス・ギブニー監督 2008年
ジョニー・デップが時々姿を現しながらナレーション。
『ラスベガスをやっつけろ』と同じ空気感のドキュメンタリー。
客観的に事実を伝えるジャーナリストじゃなくて、取材しながらも自分の考えを主観的に伝える作家。大統領選の記事はあきらかに世論誘導した。ジョージ・マクガバンはニクソンに敗れたが、ジミー・カーターで成功。「オレはこう思う」といろんな見方、考え方、意見を大衆に提示するのはジャーナリズムの大切な役割でしょう。取捨選択できるよう、もっと増えたほうがいい。
やりたい放題やってたら時代がついてきたんじゃないかという印象を持った。あれだけやりたい放題やりつづけるパワーがすごい。酒飲みながら背を丸め一本指タイピングする姿に凄みはなかったけど。OUTPUTです。
ハンターにドラッグの世界へ引きずり込まれちゃったラルフ・ステッドマンのイラストがいい。名コンビ。
トレードマーク「親指二本の拳」がグッドデザイン。