2011年7月23日土曜日

家の外の都市の中の家

「新陳代謝しながら変化成長する建築/都市」
1960年に発信されたメタボリズムの建築理念を東京は体現している。住宅という要素の集りが壮大な都市の変化を生みだしている。年中スクラップ・アンド・ビルド。実は大きな意識が最適解を求めているようにも見える。生き物のように。
東京は四季があり、暑い寒いはあるにせよおおむね外に開いて暮らせる都市。街の構造の特徴も網目のような路地にある。周囲との関係性を大事にする都市を前向きにとらえて考えよう。向こう三軒両隣りの復活からですかね。
遠く離れた地方に依存するインフラのあり方も考えなければ。都市で完結できるのかもしれない。
北山恒/アトリエ・ワン/西沢立衛
東京オペラシティ アートギャラリー