2014年6月18日水曜日

【本】日本語の化学

岩松研吉郎 著 2001年

日本語は元々変化のしやすい、つまりおもちゃ的な性質を持った言葉なのです。
「遊びはゆとりであり、ゆとりはその国の文化だ」という言い方があります。それならば日本は、ずっと言葉を通じて遊んできた国である、ということもできるかもしれません。
 今、毎日のように生み出されている「新しい日本語」も、やはり間違いなく私たちの文化なのです。かつてないような変化の中に生きていることを楽しんでみる……そういった鷹揚さもまた、大昔からの日本人の特徴だったのかもしれません。

序説よりー