2016年7月23日土曜日

記念連続講演会 洪 恒夫:「展示型収蔵」の試行—リニュアルを通した新しいミュージアム機能の実践研究

東京大学総合研究博物館
1965年創設
1996年大学博物館に

標本400万点収蔵
理系文系をまたぐ総合博物館

ミュージアムテクノロジー寄付研究部門
2002年10月 丹青社の寄付で産学連携
モノ、ヒト、クウカン
パイロットミュージアムに

【第一ステップ:実験展示】
展示の可能性、館内外との接点創出
・小柴先生 ニュートリノ展示
裏方に注目
・シーボルト
ヨーロッパに影響を与えた標本
起きた事
・石の記憶 広島長崎
被爆試料に注がれた科学者の目
・新聞紙新聞誌新聞史
押し花用に残っていた新聞紙を展示
展示は編集
標本は語る
進化を展示
・ラミダス
諏訪先生の注目点
時空のデザイン
アインシュタインの論文からの進化を表現
・メソポタミア
栽培、酪農の芽生え
・アポロからはやぶさへ
宇宙を表現
桟橋PIERをコンセプトに
・鉄
地球の1/3は鉄
安定している事
生命誕生に関わっている
人間が利用する
137億年を展示
べきじょうの時間で表現
・キュラトリアム
・火星
・鰻博物館
・アルケオメトリア
・東大古生物学
・宇宙資源展

【第二ステップ:ミュージアムスタイルの追求】
既成概念にとらわれずどのような可能性があるか

-その1-
モバイルミュージアム
資料を移動させてミュージアム活動
ストックを小さな展示に
展示ケースでの展開

-その2-
スクールモバイルミュージアム
展示会をシステム化パッケージ化
学校の空き教室を利用
教室はモジュール化している
湯島小学校に火星展
汐見小学校、札幌市立桑原小学校へモバイル
最大級のモバイル
インターメディアテク

-その3-
ミドルヤード
公開スペース(フロントヤード)
非公開スペース(バックヤード)
中間域に魅力がある
実践型ミュージアムの研究
オープンラボ
ワークショップ
キュレーティング公開
レファレンス
ライブラリ
戸隠化石博物館
小学校廃校を改修したミドルヤード導入ミュージアム
3階フロント 2階ミドル 1階バック
ミドルヤードを深化
TeNQ
ガラス張りの研究室
解析データをすぐに見せられる

-その4-
展示型収蔵の試行
自館で実施
収蔵スペースの不足
フロントヤードを施設外に確保
収蔵に振り切る
展示型収蔵庫
収蔵型展示ではない
UMUTオープンラボ
コレクションボックス

収蔵スペースの狭隘化
研究活動の公開
本物感を訴求
展示は本物の解説、翻訳
インタープリンテーション機能を図る

東京大学総合研究博物館