2020年3月31日火曜日

新訳 茶の本

岡倉覺三 著
木下長宏 翻訳

日本が世界の他の国ぐにと交流を絶っていた長い孤立の期間、内省の機会としては非常に意義のあった時期であり、そのあいだに茶の湯は大きな発展を遂げました。わたしたちの家庭生活と習慣、服装そして料理、陶磁器、漆器、絵画-わたしたちの文芸そのもの-すべて、茶の湯の影響を受けていないものはありません。日本の文化を勉強しようとすれば誰もこの茶の湯の存在を無視することはできないでしょう。茶の湯の影響は高貴な身分の人」たちの寝室の趣味にも及び、また身分の低い人びとの住まいにも浸透しています。農民たちも花を活けることを心得ており、卑しい労働に従事する者でさえ、石や水の流れを敬うことを知っています。慣用表現の一つですが、人生のいろいろな場面で起るちょっと真面目で滑稽なことがらに機微の感覚を欠いた人を指して、よく、あの人は「茶気がない」などと言ったりします。また、日常の悲劇には無関心で、繊細さを欠いた芸術愛好家が感情の抑えどころを間違えてハメをはずしたりすると、彼には「茶気がありすぎる」などと非難したりします。

2020年3月27日金曜日

2020年3月26日木曜日

2020年3月25日水曜日

オリンピック開催延期

五輪組織委員会はハードワークになるな。
ガンバレ!

2020年3月21日土曜日

2020年3月20日金曜日

我輩はゴミである。名前はまだない。

淀川テクニック Yodogawa Technique
我輩はゴミである。名前はまだない。
I am a trash.As yet I have no name.
2019
ゴミ、ミクストメディア
Garbage based mixed media
90 x 120 cm

数寄景/NEW VIEW  —日本を継ぐ, 現代アートのいま—

渋谷の東京オリンピックと丹下健三

白根記念渋谷区郷土博物館・文学館
清水建設の記録映像がすばらしい。
https://www.shimz.co.jp/topics/construction/item01/content01/

神宮の杜芸術祝祭「天空海闊」

松山智一《Wheels of Fortune》(2020)
 
名和晃平《White Deer(Meiji Jingu)》(2020)
 
三沢厚彦《Animal2012-01B》(2012/2019)
 
船井美佐《Paradise/Boundary-SHINME》(2020)

excellent!

#はつせ三田  #hatsusemita
#ihrmk #window #architeture

2020年3月19日木曜日

2020年3月15日日曜日

Fukushima50

門田隆将著『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』が原作と知り鑑賞。吉田所長の親分肌は伝わってきていたが、あそこまで感情丸出しになっていたのは本当だったんだろう。同期の中央制御室(中操)伊崎さんがいたから危機を乗り越えられたんだな。と思ったら伊崎は架空の人物らしい。ノンフィクションじゃなかったんだ。
最悪シナリオを回避した2号機格納容器内圧力が低下した要因が今もわからないという。なんと・・・運がよかったんだ。
METI土屋さんによる 原作memo


久松湯

昼間っから大盛況。
間隔とるなんて無理。
すっぽんぽんで濃厚接触まつり。
じいちゃん、おじちゃん、にいちゃん、がきんちょ、みんな元気。
てやんでぃ!

攻めるGirasole

冷え切ってます(笑)コロナビール
コロナワイン入荷しました

桃李

貝と煮干出汁塩ラーメン◎春の香り

2020年3月14日土曜日

【観客のいない音楽会】ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団

これは初体験。
オケ聞きながらコメントが流れてくるのは楽しい。
演奏がすばらしいだけに。
今後もレギュラーとして開催あるといいな。
有料でいけると思う。生コンサート同時中継やったら収益改善できるのではないか。

2020年3月10日火曜日

ルージュ・エルメス

ソニービルがしゃがんでくれてるおかげ。
Rouge Hermes ローンチキャンペーン

日々是好日

監督 大森立嗣 2018年
主演 黒木華、樹木希林、多部未華子

お茶を学ぶ。
雨の日は雨を聞く。五感を使って全身でその瞬間を味わう。雪の日は雪を見て。夏には夏の暑さを。冬は身の切れるような寒さを。
毎日が良い日。

相当いい道具を使ってるんじゃなかろうか。茶室も庭も軸も。

2020年3月8日日曜日

代謝建築論 か・かた・かたち

菊竹清訓 著 1968年

■設計仮説〈か〉⇄〈かた〉⇄〈かたち〉
〈か〉構想的段階 かくあるべきものであり、かくあるものである。
〈かた〉技術的段階 空間的認識としては典型であり、機能的実践としては体系。
〈かたち〉形態的段階 設計とはすべての物的環境の問題を人間とのかかわりあいの中で取り扱う。人間・環境の領域の問題。 

帰ってきたヒトラー

監督:ダーヴィト・ヴネント 2015年
原作:ティムール・ヴェルメシュ
脚本:ダーヴィト・ヴネント ミッツィ・マイヤー
製作総指揮:オリヴァー・ベルビン マルティン・モスコヴィッツ
音楽:エニス・ロトホフ
主演:オリヴァー・マスッチ ファビアン・ブッシュ クリストフ・マリア・ヘルプスト フランツィスカ・ウルフ

これをドイツ人が書いてドイツ人が演じてドイツ人が撮ってドイツで公開したことに驚いた。ヒトラー役が街に出て市民と語らうドキュメンタリー部では現状を是としない率直な意見も多く興味深い。日本より問題が複雑で大きい。きつい風刺が満載。
ヒトラーはタイムトラベルしたことを受け入れるとネットを使い情報を集め状況を理解する。TVを利用して国の危機を訴え変えていこうと民意を作り出していく。とても優秀。
1933年苦境にあったドイツ国民は秀でて優秀な人物を選ぶという当然の選択をしただけだったのか。世情が独裁者を創り出してしまった。ように見える。
#Prime

2020年3月6日金曜日

計算機自然のしつらえ

質量への保存をテーマにメディア装置で空間を構成した、過去から今年までのいくつかの落合陽一の作品,コロイドディスプレイ (2012-2018)や計算機円窓(2018-2019)などを中心に2020年の新作をちりばめることで、自然と呼応する生活空間を構築し、生ける, 眺める,座る, 聴く,などの所作に伴う装置を作品化している. また記録すること, 保存することと質量性との対話も鑑み,長期保存可能なプリントや磁気テープなどを使うことで,保存への思考を空間の中に内包させている。 そういった20世紀的なメディア装置が生まれた背景, 伝統的な生活の中の風景にメディア装置を用いた創作が組み入れられている. 接続的なコンテクストとともにメディアアート とどう空間の中に調和させ存在させ, 維持し、ともに生きるのかを鑑賞者に考えて欲しい。
 Media Ambition Tokyo @SHIBUYA QWS

2020年3月5日木曜日

丹下健三 戦後日本の構想者

豊川斎赫 著

「美しきもののみ機能的である」 丹下健三

「現代の技術は、再び人間性を回復しうるであろうか。現代文明は、はたして人間とふれあう通路を発見しうるだろうか。現代建築と都市は、再び人間形成の場たりうるだろうか。」私のささやかな体験は、これにたいして、イエスという答えを与えようとしているのである。しかしそれは、現代技術が、現代精神の象徴を空間形態のなかに創造しえたときにおいてである、といわなければならないだろう。そうして、それに対しても私はその可能性を信じている。
「空間と象徴」丹下健三 1965年 

丹下とどう対峙するか一丹下シューレのたどった道
1.国土・都市・建築|浅田孝と下河辺淳
2.部分から全体への回路|大谷幸夫と槇文彦
3.父殺しとポストモダン |機崎新と黒川紀章
4.言空一致による新しい建築の創造|神谷宏治と谷口吉生

2015年に戦後70年を迎えたが、これから30年後までに、われわれはどのような建築·都市·国土を構想できるだろうか。過去を忘れて奇抜なデザインを競うのではなく、むしろ丹下や丹下シューレの残してくれた豊穣な経験を読み解き、継承し、現実問題に応用することこそ重要ではなかろうか。こうした取組みが戦後100年の日本近代建築を有意義にし、21世紀の東京を構想する際に不可欠な方法になる、と確信している。 仮にこうした歴史意識が活かされない場合、「丹下の時代にあった建築はどこへ行ってしまったのか。戦後100年の最後の30年、建築関係者は丹下や丹下シューレの建築も言葉も理解できなかった」と将来の歴史家に書かれても、およそ反論できないであろう。
豊川斎赫 2016年