2020年3月6日金曜日

計算機自然のしつらえ

質量への保存をテーマにメディア装置で空間を構成した、過去から今年までのいくつかの落合陽一の作品,コロイドディスプレイ (2012-2018)や計算機円窓(2018-2019)などを中心に2020年の新作をちりばめることで、自然と呼応する生活空間を構築し、生ける, 眺める,座る, 聴く,などの所作に伴う装置を作品化している. また記録すること, 保存することと質量性との対話も鑑み,長期保存可能なプリントや磁気テープなどを使うことで,保存への思考を空間の中に内包させている。 そういった20世紀的なメディア装置が生まれた背景, 伝統的な生活の中の風景にメディア装置を用いた創作が組み入れられている. 接続的なコンテクストとともにメディアアート とどう空間の中に調和させ存在させ, 維持し、ともに生きるのかを鑑賞者に考えて欲しい。
 Media Ambition Tokyo @SHIBUYA QWS