2023年10月13日金曜日

鬼平舌つづみ

文藝春秋編
料理人:万作

ーお品書きー

第一回
青柳の小鍋立て 
鬼平は、貝が好きである

第二回
筍と合鴨のつけ焼き/カタクリとうす揚げの和えもの 
鬼平は、"レアもの"好きだった!?

第三回
鰹のづけ丼/山独活の銀皮巻き 
鬼平は、初鰹を食べてはならぬ。

第四回
むき蛤の串焼き 
鬼平も「その手は桑名の焼き蛤」

第五回
伊佐木の細造り 
鬼平は、「シュッ」に「むむ…」である。

第六回
白瓜のいこみ茄子 
鬼平は、部下の好みも知らねばならぬ。

第七回
鮎の梅香煮びたし 
鬼平は、四十女も好き!!

第八回
竹釜の葛餅
鬼平の口に入らなかった「くず餅」

第九回
興津鯛と大根の皮の三杯酢漬け 
鬼平は、恐れ入ったか興津鯛。

第十回
ハゼのから揚げ 
鬼平は、ハゼで元気をとり戻す。

第十一回
蛸の塩茹でと蒸し里芋 
「芋蛸鬼平犯科帳」

第十二回
石鰈の昆布〆と菊花おひたし 
御頭、たまには煮つけではなくお造りを!

第十三回
鶉の山椒焼きと蕎麦の実味噌 御頭、体に良しといふ鶉召しませ。

第十四回
秋刀魚の一夜干し/栗ご飯と割り干し大根の柚子味噌 
御頭の胃の腑をえぐる九寸五分。

第十五回
鰯の菊花和え
御頭に、ひとこと「うまい!」とイワシてえ。 

第十六回
牡蠣の味噌焼き
牡蠣は滋養強壮 忠吾には毒。

第十七回
フグのぶつ切りの小鍋立て 
本所の銭に「てつ」を食わせてえ。

第十八回
真子鰈の煮つけ
旦那さま、お櫃が空になりました。

第十九回
揚げ大根の葛餡かけ 
御頭、口中の火事にご用心!

第二十回
寒鱸の一塩焼きと金柑甘漬け 
御頭、そろそろコレステロール値が・・・・・・

第二十一回
鴨(合鴨)の味噌煮込み
御頭、鴨で精をつけて何としましょう?

第二十二回
白魚と浅葱の小鍋 
左馬春のにおいだなあ。

第二十三回
コハダの酢〆/蜆と芹の胡麻和え 
御頭、肝臓には蜆がいちばん!

第二十四回
細魚の曲げ焼き/鯵の手鞠鮨 
忠吾、ひと手間を惜しむでない。

第二十五回
鮎魚女の蒸し
女は外見ではわからぬ、なあ忠吾。

第二十六回
独活とこごみの山椒味噌和え/菜の花団子 
御頭、春の香りですねぇ。

第二十七回
鮎の巻繊焼き
御頭、鮎の季節ですなあ。

第二十八回
焼き茄子の辛子醤油ひたし 
茄子は焼いても家焼くな、ですね、御頭。

第二十九回
トビウオのなめろうと、さんが焼き 
島帰りのヤツが「うまい!」と言ったそうな。

第三十回
栄螺の水貝
暑いときには水がいい、いや水貝。

第三十一回
鰻の養老蒸し
御頭、精がつきすぎですよ。

第三十二回
寄ㄝ素麵
御頭、素麺を食いっぱぐれましたね。

第三十三回
冷やしのっぺい汁 
うさぎ、のっぺいでいっぺいやらぬか。

第三十四回
カマスの一夜干し
御頭、四つ目ですぞ!

第三十五回
秋刀魚の黄菊鮨 
菊は長生きに効くと聞く。

第三十六回
馬鈴薯溫麵
芋にも、えらいヤツがいるものだ。

第三十七回
鮭皮の隠元巻き 
皮まで愛して・・・・・・

第三十八回
たぬき汁
御頭、狸が蒟蒻に化けてしまいました!

第三十九回
ちしゃとうの味噌漬け
人間、とうが立ったぐらいが味がある。

第四十回
揚げ慈姑の敷き鶏そぼろ餡 
辰蔵めに食わしてやりたいわ。

第四十一回
焼き松笠アワビ
打ち、勝ち、喜ぶ。火盗の出陣もかくありたい。 

第四十二回
鯛のちり蒸しみぞれ餡かけ
御頭、恐るべし!