橋爪大三郎 著 2014年
目次
第1章 「構造主義」とはなにか
第2章 レヴィ=ストロース―構造主義の旗揚げ
第3章 構造主義のルーツ
第4章 構造主義に関わる人びと―ブックガイド風に
西欧文明中心の近代に終わりを告げ現代思想に新しい地平を拓いた構造主義。レヴィ=ストロースの親族・神話研究の、鮮やかな方法と発想の背景に見えてくる、ソシュール言語学やモースの贈与論。そして遠近法にまでさかのぼる、数学史の水脈に隠された〈構造〉のルーツ。モダニズムからポスト構造主義への知の戦線に、軽快な文章で歯切れよく迫る。