パナソニック電工は9日、発光ダイオード(LED)照明器具と関連装置の売上高を2015年度に09年度見込み比約11倍の1000億円にするとの目標を発表した。これまで300億円としていた12年度の目標は350億円に引き上げた。世界で環境意識が高まり需要拡大が見込まれるため、国内外で営業攻勢を強める。
10年度にはLEDの照明器具を新たに約450品目発売する。販売を取りやめる一部の既存製品と差し引きで、取扱品目数はこれまでより約4割多い1100品目にする。海外ではLED複合部品などの販売が主だったが、10年度の中国を手始めに、北東アジアでLED照明器具の販売を強化する。薄型テレビのバックライトにLEDが使われるケースなどが増え、今後関連部品の価格が下がることも想定。国内の需要も拡大するとみている。
NIKKEI NET 11/09 20:01