2010年10月13日水曜日

【本】ウェブ進化論

梅田望夫 著

「こちら側」から「あちら側」へ。主役交代がはっきりし始めた2005年の著作。
その頃まで「PCはどうでもいい。が、中身のデータを使えることが大事だ」は思っていたころ。手元のデータ管理、整理整頓が重要だった。
2006年、Gmail使い始めて変わった。充分な容量をPCじゃないところに得て、そいつを快適に検索できる心地よさ。ハードはおろか、手元のデータ管理も負荷が減った。なんでもかんでも自分宛に送っちゃえば自分で階層管理するよりよっぽど優秀だった。カレンダー、ドキュメント、ブログとあちら側の機能が進化していくとこちら側で一生懸命しくみをつくるよりずっと時間がつくりだせる。
しかし、あの会社が「もうやめます」とか「お金払ってください」って言いはじめたら怖いなぁ。水や電気、いや、空気を民間会社に頼っているのと同じだ。