2010年10月24日日曜日

【本】インフレーション宇宙論

佐藤勝彦 著
  • この世界には「重力」「電磁気力」「弱い力」「強い力」の四つの力がある。
  • 「真空のエネルギー」が存在する。押し合う力(斥力)として働く。「真空のエネルギー」が宇宙を急激に押し広げると、温度が急激に下がり、真空の相転移が起きる。このとき熱のエネルギーに変わり宇宙全体を火の玉にした。これがビッグバン。10のマイナス35乗秒から10のマイナス34乗秒くらいのわずかな時間におきた。インフレーション(指数関数的膨張)がビッグバンを引き起こした。
  • 宇宙の構成要素の4%が通常の物質。23%がダークマター、73%がダークエネルギー。よくわからないもの。
  • 宇宙はユニバース(universe)ではなくマルチバース(multiverse)だという概念が広まっている。宇宙はひとつではない。
  • 超ひも理論は力の超大統一理論として一番可能性のある理論とされている。超ひも理論は膜宇宙という概念を導きだした。曼荼羅が表している宇宙観に似ている。