2010年11月30日火曜日

吉村靖孝「CCハウス」展

建築のクリエイティブ・コモンズという提案の切り口はユニーク。
建築の著作権は文書、グラフィックなどに比して明確になっていないんだ。
そういえばそう。「企画・設計」「設計図書」「建築物」「建築物の写真」著作権は存在するのか、誰に帰属するのか。
展示されているテキストはちょいと見にくかった。すっと入ってこない。

展示もさることながら、置いてあった吉村氏の著作『超合法建築図鑑』がとてもおもしろかった。なんでこの建物はこういう形になったか。切り口がいい。ちゃんと読んでみよう。

オリエアートりゃラリー 展示会案内

2010年11月27日土曜日

光の滝

GYRE

カンクンのおみやげ

APECで各国首脳におみや。
ランチの乾杯にも採用。
「真空チタンカップ」がGoogle検索語彙1位に。
すごいねぇ。
SUSギャラリー

朝日新聞

スプーンをたたく

501DESIGNSTUDIO 竹中壮一さん
ステンレスのカトラリーに鍛金を施すことで新しい命を吹き込む。
鍛金を施すとまるでミラーボールのようにキラキラに変身する。
ステンレスって意外に柔らかいんだ。と実感。
やってみるとちゃんと鎚目がつく。
切り株を加工した台、鍛金製造した治具、自作の道具がすばらしい。
SUSギャラリー

宮島達男

Warp Time with Warp Self
今回もカウンティング作品。歪んだ鏡面をベースにしている。見る者、風景を歪め映りこませた空間を背景に整然とカウントする数字たち。
1,500万円と800万円の作品売約済み。
SCAI THE BATHHOUSE
フクヘン

2010年11月25日木曜日

【本】ハッブル望遠鏡が見た宇宙

野本 陽代 著
ロバート ウィリアムズ 著

1994年7月。シューメーカー・レビー第9彗星は木星の重力により引き裂かれ、破片が次々に木星に衝突した。この様子をハッブルは見ていた。夜の部分に衝突したが、自転とともにあらわれた現場はその痕跡を大気にはっきりと残していた。その影響範囲は地球を充分に覆う大きさ。「大絶滅」の原因と推測される天体衝突が現実味をおびた事件だった。これからもありえるということ。
ハッブルは1990年から20年稼動。遥かかなたを見て宇宙の原初を探ってみたり、太陽系の中で新しい発見をしたり大活躍。2014年に(種類が違うけど)後継のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)打ち上げ予定。
JWSTは望遠鏡らしからぬ形をした赤外線観測望遠鏡。ラグランジュポイント(L2)というとてもガンダムチックな場所に置かれる。ジオン公国発祥の空域。

2010年11月23日火曜日

ぼくとうとぼく

北村伊知郎発表会

おめでとう。

ちょうど雨があがったんだ。
青い空がきれいだった。
小笠原伯爵邸

2010年11月22日月曜日

明日はこれにしましょう。

折水引 結びきり
かみの工作所

どう見ても、ドラえもんの手


シカゴ大学の研究。 WIREDVISION記事
指型ロボットより汎用性が高そうに見える。
藤子・F・不二雄はここまで見通していたのか・・・

2010年11月21日日曜日

いのちの食べ方


"OUR DAILY BREAD" 「われら日々の糧」
ニコラウス・ゲイハルター監督
ドイツ=オーストリア 2005年

ここまできているのか、と驚かされる。日々スーパーに並ぶ食材、フードコートで機械的に提供される食事、いたるところの飲食店で調理される食材。日常的に享受している便利さ、安さ、安心感はこうしないと供給できないのでしょう。ヨーロッパでこの状況なのだから、アメリカはどうなっているのやら。良し悪しは別にして、変わろうとしない日本の農業は生き残れない。
フードインダストリーズは広大な面積の耕地から野菜、穀物を効率よく収穫するシステムをつくりあげた。そして魚、鶏、豚、牛も、栽培して収穫する段階に至っている。後戻りはできない。食物連鎖の頂点にいる者として多くの命へ「いただきます」を忘れないようにしよう。

「未来世紀ブラジル」や「マトリックス」を連想する。人間にこのしくみをあてはめていないのだろうか。中国などから労働者の過酷な状況がちらほら聞こえてくる。人間が栽培され収穫されないように。

2010年11月18日木曜日

2010年11月17日水曜日

ダンボールの椅子

座れます。
中村竜治作
織咲誠発明の"or-ita"による制作。
ダンボールのナミナミに木の棒を挿して補強。
CLASKA "DO"

2010年11月15日月曜日

【本】美術館をめぐる対話

西沢立衛 著

ホワイトキューブの先鞭MoMA。20年くらい前に行ったときは睡蓮の間にびっくりした。これはこの作品以外に使えないではないかと。そりゃそうだ。その作品以外に使わない部屋なのだから。作品のために箱がある。美術館のあり方というのを知りました。自在な展示に対応するのが美術館なのではなく、恒久的に作品を最適に人々に見せるのも美術館の大事な役割なのです、と。

十和田は作品と箱が同時進行した。コミッションワーク。作品が箱といっしょに街に置いてある、普通にとけこんでいるようだ。作品と箱を増やすこともできる。離れたところに増やすこともできる。行って体験しなければ。

SCAIやTKGは銭湯、倉庫をコンバージョンしたギャラリー。扱い作品のレベルも高いが空間がきもちいい。NYチェルシーを発祥とするスタイルで、「いいじゃない。ありのままの場所で。わざわざ設えなくていいよ」と。建築家の仕事をを否定するような力を持つ。同じような美術館が発電所からテート・モダン。ナビスコの工場からDiaビーコン。アーティストに空間が刺激を与えて作品を生み出す。生きた作家の現代美術作品ならではだ。

21世紀美術館は常設展示でMoMA的だが、企画展示では作家にインスピレーションを与える力をもっている。きっとそれは外国からの訪問者が「美術館はこれでいいのか」と感じるという地域へのオープンさ、カジュアルさなのでしょう。21世紀は自然にそこにある軽さがとてもいい。

進行中のルーブル=ランスは本館と同じくらいのタイムスパンの収蔵品をもっている。絵と彫刻を壁に展示するのではなく、長い展示室に独立させる。進行方向に時間順、横方向に地域別に並べて歴史と文化を感じられるようになるらしい。「ギャルリー・デュ・タン」「タイム・ジャーニー」と呼んでいる。新しい展示の提案が楽しみ。

2010年11月13日土曜日

これ、なーんだ。の答え。

SHINJUKU サザンライツ 2010-2011
タカシマヤ タイムズスクエア
モリワキヒロユキ氏監修
ペットボトルイルミネーション

清澄庭園

「晩秋のライトアップ」色はぜんぜん違う。
ちょっと荒っぽいかな。照明計画。

TKGの階段

すでにアートです。

ハーブ&ドロシー


ふたりが集めた現代美術はヴォーゲル・コレクションとしてナショナルギャラリーはじめ全米の美術館で公開されている。
郵便局員と図書館司書の給与生活者が好きな作品を作家から直接買い集めた。純粋に好きで。結果的に歴史的コレクションに至った。ふたりは作家の考え表現の変遷過程を大切にして、作家が成長することをとても喜ぶ。つきあう作家も二人を愛している。アート界の宝。「ふたりは審美眼を持っている」「あきれるほど欲張り」という作家のコメントが的を射ているのでしょう。ふたりはせまいアパートで好きなアートに埋もれて幸せそう。
解説つきでたくさんの作品を見る。良質のギャラリーツアーもした気分。

イメージフォーラム 初日初回から満席。あいさつに立った佐々木芽生監督は感極まりながらスタッフ、仲間を紹介。日本公開までいろいろあったことがうかがい知れます。見せていただいて感謝。


HARB & DOROTHY
ハーブ&ドロシー
アートの森の小さな巨人
http://www.herbanddorothy.com/jp/

USTREAM 公開直前 佐々木芽生監督×安藤モモ子監督 TALKSHOW

池田孝友展

Select Gambling  neutron-tokyo
今回の展示会では表現をずいぶん変えたみたい。
ゲルインクボールペンから油彩へ。
細かい線の書き込みから面、テクスチャの構成に。
ポートフォリオにあった「今月の池田」がおもしろい。注目。
http://kosuke-ikeda.com/

2010年11月12日金曜日

【本】生物から見た世界


ユクスキュル/クリサート 著
日高敏隆/羽田節子 訳

こどものころずいぶん考えた。「ぼくが見ている世界はみんなと同じだろうか。同じような色で同じような形に見えてるんだろうか」それは確かめようがないと考えたので、そのうちにその思索をやめた。

ユクスキュルはこの本で「生物によって認識している世界がまったく違うのだ。世界観は種による主観でずいぶんちがうものだ」と述べている。初版1934年当時は客観的でない論は科学ではないと認められなかったという。しかし、主観を理解しないとその生物を理解できないというのが正しいと思う。

ウニの例がおもしろかった。光と影に反射する。影を識別すると、トゲを影の方向へ向ける。これは1本1本が反応しているのであって、中央制御した結果下はない。分散型制御ロボットと変わらないではないか。

2010年11月11日木曜日

【本】サービスの「正体」

小山薫堂 監修

プロトコル
外交の世界で国際的な行事などで利用される慣例。列席者の順序、国旗の並べ方など。

コンピュータ用語だと思っていた。
データをどの順番で送るか決めていないと通信に支障をきたすから。

2010年11月9日火曜日

EXHIBITION OF WONDERWALL ARCHIVES 01_10 PROJECT MODELS

ナイキやユニクロの模型が10個。リアルな雰囲気がよく表現されてる。と思ったが、検討しつくした模型を実物でつくっているんだと気づいた。
時々おもちゃの中にいるような楽しさを感じることがあるけど、こういうプロセスから生まれているのかも。
片山正通 ワンダーウォール @ポーラ ミュージアム アネックス

2010年11月6日土曜日

これ、なーんだ。


クリスマスシーズンだし。
新宿高島屋

ドミニク・ペロー

建築をつくるのではなくて、「場」をつくる。立体アートといえる各プロジェクトのコンセプトモデルがそれをよく物語っている。

東京オペラシティ アートギャラリー

1/1

1/100建築模型添景セットの人を実寸大にしてみました。
オモシロイ。
オーケストラセット5枚ご購入のおばさま他、レジ忙しい。
寺田尚樹 かみの工作所@新宿伊勢丹

2010年11月4日木曜日

グランパティオ

みなさまの憩いの場。
待っている人、話している人、本を読んでいる人、眠っている人。
個性的なチェア、ソファーの座り心地がよいのです。
LEDZ R12

馬車道大津ビルのマンホール

地下1階通路にて
昭和11年竣工

2010年11月2日火曜日

Sweets+Coffee ワタリウム

あれ?

ご盛況

あぁ、あの人とあの人はああだったのね。
あなたとあなたはそうだったのか。
あなただったのですね。
Tubame Circle of Cutlery展 SUSギャラリー

中村竜治さんまたまたやっちゃった。

おとぎ話の森にいるような感覚。
フフンとすまして並んでいるんだけど、くすぐられると身をよじる。
でかくて繊細。ユーモアがある。
「なんで立っていられるの?」「フフン」
二枚の鉄板がもたれあうようにたわんで自立。天井支持なし。
鉄板もこのサイズになると柔らかく弾性ある素材。さわれば揺れる。
中村さんに聞くと、カーペット下には木の列と直行する鉄板が敷かれて木と接合しているとのこと。会場全体でグリッド構造ができているんだ。
あぁ、たくさんのスタディから生まれる様子が見えるよう。
「とうもろこし畑」「puddle」「休憩所」と今年は中村竜治を堪能。
「ものすごい空洞を発見する」イズムコンシェルジュ

手前、エマニュエル・ムホーさんの作品"eda"が気に入った。
一つの形の「枝」を組み合わせて「樹」をつくっている。カーボン製。
DESIGNTIDE TOKYO 2010

マリーさんのおみやげ

ありがとう
Merci Beaucoup

2010年11月1日月曜日

ザ・カトラリー

燕のクラシックカトラリーに501DESIGNSTUDIOが鎚目打ち
キラキラ
Tubame Circle of Cutlery展 SUSギャラリー

はやぶさ君

TDW2010 でっかいドームに上映。(首痛い・・・)
エンディングで拍手。涙する人たくさん。
はやぶさ君のファン多い。
HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-
Hayabusa Re-entry over Australia

Mr.Brent Comber

TDW2010 カナディアンナイト
笈川誠氏,小坂竜氏との対談。
カナディアンロッキーのきこりといった容姿。
「あなたはデザイナーですか?職人ですか?」の問いに
「自分はストーリーテラーです」との答え。
木を愛し自然を愛する気持ちが伝わってきた。
http://brentcomber.com/

藤森照信さんのカンバッジ

300円 TDW2010

FABRIC FOREST with ARAKAWAGRIP


細巾織物×TOKYO DESIGN TEMPLATES
石川県ゴム入織物工業協同組合
荒川技研ショールーム TDW・DESIGNTIDE