2010年11月25日木曜日

【本】ハッブル望遠鏡が見た宇宙

野本 陽代 著
ロバート ウィリアムズ 著

1994年7月。シューメーカー・レビー第9彗星は木星の重力により引き裂かれ、破片が次々に木星に衝突した。この様子をハッブルは見ていた。夜の部分に衝突したが、自転とともにあらわれた現場はその痕跡を大気にはっきりと残していた。その影響範囲は地球を充分に覆う大きさ。「大絶滅」の原因と推測される天体衝突が現実味をおびた事件だった。これからもありえるということ。
ハッブルは1990年から20年稼動。遥かかなたを見て宇宙の原初を探ってみたり、太陽系の中で新しい発見をしたり大活躍。2014年に(種類が違うけど)後継のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)打ち上げ予定。
JWSTは望遠鏡らしからぬ形をした赤外線観測望遠鏡。ラグランジュポイント(L2)というとてもガンダムチックな場所に置かれる。ジオン公国発祥の空域。