2010年8月15日日曜日

【本】煙滅

ジョルジュ・ペレック 著
塩塚秀一郎 訳

『暗号解読』で紹介されて興味をもった本。
この本の読者のほとんどは著者・訳者のたくらみを解って読んでるのだろう。

原書『消失』にはフランス語で最頻出である"e"の文字が一つも含まれていない。ギルバート・アデアはやはり"e"を使わずにこれを英訳した。塩塚秀一郎は本訳書『煙滅』で、いの段「い・き・し・ち・に・ひ・み・ゐ・り」を一切使っていない。

結局、文字ばかり気になってしまった・・・・