はじまりの森
ポール灯の頭部が回転。影が動いている。
2009年5月29日金曜日
2009年5月28日木曜日
グーグルの野望
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スマートグリッドは各家庭と電力各社を通信網でつないで詳細な電力需給データを自動測定し、送電網全体を効率化する。GEなどが製造する新メーターはその要。シルバー社はGE向けなどメーター20万台分のソフトや半導体を出荷し、今年は10倍の急成長を見込む。
グーグルは今後1年間程度で合計1億ドルのVC投資を計画。「不況下に資金を投じられる企業がより強くなる」(エリック・シュミットCEO)。シルバー社への投資にはネットに続く「電力情報市場」への進出をうかがうグーグルの野望が透ける。
2009年5月27日水曜日
衛星を照らそうプロジェクト
2009年5月25日月曜日
次世代送電網 相次ぎ実験
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スマートグリッドの技術開発に向け、堺市が25日に環境都市推進協議会を設置。シャープや関西電力、蓄電池開発会社のエリーパワー(東京・千代田)などが参加する見通しで、スマートグリッドの具体的な実験内容の検討を始める。
太陽光発電システムを設置した堺市内の住宅をインターネットで結び、電力を一元管理することで省エネ効果を検証する。家庭で余った太陽光発電の電力を同市内の次世代型路面電車(LRT)などに供給する計画。スマートグリッドの実用化でシャープは太陽光発電装置の販売増を目指し、関西電力はきめ細かな電力調整で発電コストやCO2排出を抑制する。
東京電力や日立、東工大などは10年度から東工大キャンパスと電力中央研究所で実証実験を始める。ユーザー側に計測器を取り付け、電力需要をきめ細かく管理。送配電網には蓄電池を組み込み、自然エネルギーで発電した電力を蓄える。
太陽光や風力発電は出力が不安定で、設備容量が増えると電力の品質劣化の課題が指摘されている。実験では需要が急に落ちた場合は太陽光や風力発電の出力を落としたり、需要が急増すれば蓄電池から放電したりとシステム全体を制御し、CO2排出削減と電力品質向上の両立を目指す。
2009年5月24日日曜日
【本】サービスの教科書
2009年5月23日土曜日
フルメタル・ジャケット
2009年5月22日金曜日
オールLEDの居酒屋
「くつ炉ぎ・うま酒 かこいや 霞が関ビル店」
Rleds【アールレッズ】
光 色: 定格入力電圧:100V
WW:3,050K(電球色) 定格入力電力:2.8W
CW:6,900K(クールホワイト) 定 格 寿 命 :30,000時間
全 光 束: 口 金 :E11
WW:95 lm
CW:60 lm
※参考 JDR10V40W:540 lm
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Rleds【アールレッズ】
光 色: 定格入力電圧:100V
WW:3,050K(電球色) 定格入力電力:2.8W
CW:6,900K(クールホワイト) 定 格 寿 命 :30,000時間
全 光 束: 口 金 :E11
WW:95 lm
CW:60 lm
※参考 JDR10V40W:540 lm
2009年5月21日木曜日
米グーグル 家庭の電力使用情報提供
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新サービスは「グーグル・パワーメーター」。電力各社が設置する通信機能付きの新型電力メーターとセットで使う。米テキサス州やカリフォルニア州などのほか、カナダやインドの電力会社と協力。各社の顧客にサービスを無償提供する。
利用者は時間ごとの電力使用量をパソコンで確認できる。詳細なデータを提供することで電気代削減などにつながるとグーグルはみている。「次世代電力網(スマートグリッド)」市場進出への足がかりにする狙い。
Googleはスマートグリッドの推進にあたり、電力会社が支援するプログラムを通すのではなく、消費者に直接アプローチする手法をとっている。通常、スマートグリッド企業の顧客は電力会社で、こうした企業が電力網をより効果的に運営できるよう、スマートメータやソフトウェアを提供するのが普通だ。こうしたプログラムの一環として、多くの場合、電力の利用状況に関するリアルタイムの情報を得る手段が消費者に提供される。
Googleは、スマートグリッドに関する政策にも影響力を行使しつつある。同社は10日、カリフォルニア州公益事業委員会(CPUC)に対する提言を発表し、家庭のエネルギー消費データは、リアルタイムかつ無料で、さらには標準化されたフォーマットにより消費者に提供されるべきだと主張した。
Googleの公式ブログにある声明は「残念ながら、現在のスマートメータには電力を消費しているユーザー本人にデータを表示しないものが多数ある。われわれは、この状況は受け入れがたいと考えている。各人のエネルギー利用に関する詳細データはその人に属するものであり、標準化された、独自仕様ではないフォーマットで利用できなければならないというのが、われわれの考えだ」と記している。
2009年5月20日水曜日
2009年5月19日火曜日
2009年5月17日日曜日
2009年5月14日木曜日
銀座共同溝
銀座共同溝は昭和43年10月、銀座通りの一丁目から八丁目までの両側歩道の下に建設省の施工によって完成。長さは両側あわせて2キロメートル。
この中には銀座通りのデパートや店舗に必要な電気、電話、ガス、水道、下水道などの管路が収納されている。
この共同溝の完成によって道路が再び掘り返されることがなくなり、それぞれの管路は安全に保護され、維持管理も容易におこなえるとともに地下から直接各需要者に供給することができる。
松屋地下鉄側入り口にて。
この中には銀座通りのデパートや店舗に必要な電気、電話、ガス、水道、下水道などの管路が収納されている。
この共同溝の完成によって道路が再び掘り返されることがなくなり、それぞれの管路は安全に保護され、維持管理も容易におこなえるとともに地下から直接各需要者に供給することができる。
松屋地下鉄側入り口にて。
2009年5月13日水曜日
見せるだけじゃダメ
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橋本潤談
2009年5月11日月曜日
【本】デザインにひそむ<美しさ>の法則
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■第1章:身近にひそむ美しい比率
千円札は縦76mm×横149mm。縦横比はほぼ1対2。日本でよく使われる比率で畳や建具などに良く使われている。二つに折ると1対1の正方形になり、もう一度二つに折るとまた1対2にもどる。
ポチ袋に入れるように三つに折ると縦76mm×横50mmでおよそ1対1.5。これは「黄金比」に近い。
1対2は日本人が好きなのでお札の比率となっているが、祝儀のような「非日常」にそぐわない。三つに折った1対1.5にはおしゃれで非日常の場にふさわしい感じがしたので定着したのではないか。
黄金比=1:1.618
トランプ、クレジットカード、ハイビジョンテレビの画面、新書、名刺、タバコのパッケージ、IXYシリーズ、iPod・・・・
黄金比が「美しさ」と結び付けられるようになったのはルネサンス期の1509年に数学者ルカ・パチョーリが「神聖な比」を刊行してからだと言われている。黄金比は経験則的に「どうやら美しいらしい」ということのようだ。
黄金比より使いやすい「三分割法」
画面を上下左右にそれぞれ三分割して四個の交点をつくり主要な要素をその交点のいずれかに置くと、バランスの良い作品が出来上がるという法則。構図を非対称にすることで画面に変化と動きを出し、見る人の気を引こうとするところが要点。
伝統的な日本の比率「白銀比」
白金比=1:√2=1:1.414
身近なところではA4、B5といった紙のサイズに使われる。長辺を二つ折りにしても長辺と短辺の比率は変わらないという特徴がある。
ちなみにA0は面積が1㎡、B0は1.5平米と決められている。
白銀比は1対2といった整数倍率とともに伝統的に日本人が好む比率。
■第2章:誰にでもわかるシンプルなデザイン
同一仕様で大量に生産し、できるだけ多くの人に販売するために作られる工業製品は、美しいだけでなく誰にでも理解できるデザインでなければならない。生産や流通がグローバル化した現在では、国や地域、歴史や文化の違う人々にも受け入れられる必要がある。そのためにはまず「シンプル」でなければならない。
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日本のアンパンマンもシンプルさの法則に忠実。日本語には色を表す形容詞が「赤い」「青い」「白い」「黒い」の四つと江戸時代に追加された「黄色い」「茶色い」の六つしかない。この6色は日本の伝統色、日本版「原色」だといえる。アンパンマンはこのうち5色だけで表現されている。残りの青はバイキンマンの基本色。さらにアンパンマンの顔は丸と半円と四角という基本形体を組み合わせてできている。
言語を越えて伝えるピクトグラムに必要とされるのは
・民族文化言語を越えて誰にでも直感的にわかる絵や記号であること。
・サイズの大小を問わずシンプルで視認性がいいこと。
・デザインに一貫性と統一感があること。
・誰が見ても誤解や不愉快を生じないこと。
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形は「丸」「三角」「四角」の三種類。色は「白」「赤」「青」「黄」「緑」の五色。
「三角」+「赤」の組合せが最も強い組合せ。
「止まれ」「徐行」
左右対称のシンメトリーには図柄として認識されやすいという特徴がある。これは生物が左右対称な形をしているため、本能的にそう感じてしまうようだ。「正面性」や「安定性」もあり権力を象徴する建築に多用されてきた。
■第3章:美しさと使いやすさの法則
デザインの美しいもののほうが、あまり美しくないものよりも使いやすいと感じる。性能が良かろうが悪かろうが、美しければ使いやすそうだと感じる。デザインという行為にはそういう暗黙の前提がある。
人間工学の研究は第二次世界大戦をきっかけに始まった。
アメリカで新米パイロットの事故を低減させるために計器を解りやすく、操縦装置を解りやすく研究と改善がなされた。
記憶の限界は「7±2」「4±1」
心理学者のジョージ・ミラーが1956年に発表した「マジックナンバー」という概念。
人間の記憶には「長期記憶」と「短期記憶」がある。短期記憶の内容はすぐに忘れてしまうが生活でなくてはならないもの。
人間は情報を記憶するとき関連する情報をカタマリに分類して記憶する傾向がある。この記憶のカタマリを「チャンク」という。
人間が短期記憶として記憶できるチャンクの数は「7±2であるというのがジョージ・ミラーの「マジックナンバー」の概念。最近は「4±1」であるとも言われているが、情報を三個から五個のチャンクに分類しておく必要がある。
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・可視性・・・次に何をすればよいか、どう使えば見ただけで分かること。
・対応付け・・・コントロールする手段と結果が自然に理解でき、簡単に覚えられること。
・概念モデル・・・それぞれの人が持つ経験の蓄積でできあがった標準的なパターン。
・フィードバック・・・ある行為の結果が直ちに明らかに示されること。
『ある道具をうまく使えなかったら、それはあなたのせいではなくて道具のデザインが悪いせいである』 by ドナルド・A・ノーマン
■第4章:細部に宿る美しさの法則
工業製品の美しさに影響を与えるのは、全体的な形や色に関する法則だけではない。細部のデザインや処理も製品の精密感や信頼感、使いやすさに影響する。特に面と面がぶつかってできる「稜線」をどのような処理にするかは、製品の印象に大きく影響する。
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稜線処理の方法として次の三つが一般的。
・角アール
・面取り
・ハマグリ締め
■第5章:地域と文化と歴史のデザイン
中近東向けの扇風機は羽根が緑色。青いと灼熱の砂漠の空を連想させてとても暑苦しいという。中近東で「涼しそうな色」といえばオアシスを連想する緑。
作りやすさ、美しさ、使いやすさを考慮して発展させてきたモダンデザインだが、歴史や文化によって異なる国や地域ごとのローカルな美意識にはまだ対応できていない。こいった地域ごとの美意識が国際標準の美意識とも共存可能であるし、モダンデザインを発展させるきっかけとなる可能性を秘めている。
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インターナショナルスタイルの特徴は、開放感のある内部空間と、鉄とガラスでできた透明な外壁、水平と垂直だけで構成された外観の三つ。アメリカで最も美しく見える様式。明快でシンプルな構成はアメリカのカーデザインにも通じる。
日用品のデザインにも応用されるようになり、そのもっとも忠実な継承者は近年のアップル社。
アップルのデザインには次のような特徴がある。
1.透明素材と鏡面仕上げのステンレス
2.直線・平面・直角・円・球
3.無彩色
4.ネジが見えない
5.かわいい
1.から4.はインターナショナルスタイルの手法。ただし、最後の「かわいい」はインターナショナルスタイルにはない要素。実は、この「かわいい」こそが、コンピュータ機器の世界でのアップルらしさを特徴づけている要素なのではないか。
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日本独自の建築に完全な左右対称はほとんどない。モダンデザインの思想が入った後のものでなければ神社仏閣くらい。
これには歴史的な背景があるようだ。岡本太郎によると、日本人の美意識の根底には、縄文土器の「おどろくほどはげしい」隆線紋の力強さと非対称性があるという。弥生時代以降、左右対称を基本とする海外の様式は幾度となく渡来してきたが、日本人の渡来文明に対するコンプレックスから左右対称は権威主義と分かちがたく結びついた。日本人には非対称性を愛する血が流れているため一般の生活に根付いた左右対称の様式はほとんどない。
日産キューブのリアウィンドウは間違いなく日本のオリジナルデザインといえる。左右対称に対するアンチテーゼを発信しつづける日本だからこそ、工業デザインで世界の注目を集めているのかもしれない。
■第6章:ユニバーサルデザインとこれから
マーケティングの世界には「80対20の法則」「パレートの法則」と呼ばれる法則がある。上位20%に集中することが効率的な製品開発につながると考えられている。これは工業製品メーカーにしっかりと根付いている。
しかし、本来であれば切り捨てられる80%の要望にも目を向けなければならないのではないか。そう異を唱えたのが「ユニバーサルデザイン」
すべての人が満足するモノや施設や環境を整備することは難しいが、それでもあきらめずに選択肢を増やしていくこと。それがユニバーサルデザインのコンセプト。
ヴィクター・パパネックは1971年に書いた「生きのびるためのデザイン」の中で、現状の工業デザイナーは先進国で何不自由なく暮らしている中産階級以上の人たちだけを対象に、必要以上の仕事をしていると指摘。スピード違反を助長するスポーツカーのデザインや、一目を引くためだけに施された刺激的なだけのデザイン。そしてそれらが交通事故の増加や大気汚染、資源の浪費や環境破壊につながっているとしている。
しかし、低開発国に住む人々や身体障害者たちは、彼らが生きのびるためのデザインを必要としている。こういった人々のためにアイディアと才能の一部を役立てるこよこそが、これからの工業デザイナーが取り組むべき本当の仕事である。
木全賢のデザイン相談室
2009年5月10日日曜日
【本】カンブリア紀の怪物たち
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約5億5000年前に生命の事件が起きる。現在も化石としてその姿が残る多様な生物が、爆発的な形で地球上に出現した。それが「カンブリア紀の大爆発」と表現される。現在とも変わらないような捕食動物を含む複雑な生態系であった。まだ植物も動物も上陸していない海洋生命の時代。三葉虫が繁栄した時代。
「カンブリア紀」は約5億5000年前に始まり約4億8500万年前まで続いた地球史における時代である。カンブリア紀は原生代の最後のベンディア紀の後に続き、カンブリア紀の後にはオルドビス紀が続いている。
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ウォルコットの当時の解析では130種類の生物が含まれており、アノマロカリスに代表されるそれらの多くは分類不能と結論付けた。しかしその後の研究で現在の生物進化体系に分類できるようになってきた。僅か数百万年の間に多種多様な分化が行われたことになる。なぜこんなに複雑な進化が起きたのか。地球環境の変化として酸素の増加があげられる。生物が酸素を利用するように進化し、酸素を利用すると体を大きくすることができるようになった。すると他の生物を栄養分とする捕食生物が発生した。非捕食生物は逃れる術を身につけるために進化したと考えられる 動物に色がついたのもこの時代と言われている。コンパクトディスクやシャボン玉などのような構造色であった。視覚の発達によるものと考えられる。
年表:東北大学理学部自然史標本館『ツアーコース』の『地球生命の進化』より
2009年5月9日土曜日
【本】建築史的モンダイ
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【茶室における炉の存在とは】
茶の空間の歴史をたどると、炉は最初はなかったことが分かる。裏方で使用人が立て、座敷に運んできて、主人と客が飲んでいた。
こうした当たり前を崩して、茶を飲む空間に炉を切ったのはやはり侘び茶の系譜だった。広い座敷をわざと狭くするのと併行して、炉を切ることを始める。
炉を切るには二つの意味があったと思う。一つは主人が自ら点てる。使用人に運ばせるのをやめ、主人が点てて客に出すことで主・客だけの場が生まれる。しかしこのためならコンロの持込みでもよかったはずだ。
なぜわざわざ炉を切ったのかを考えるヒントは、当時の都市の上層の家の中での炉とかカマドの空間的地位にある。炉やカマドは台所に付設されており、台所は使用人たち専用の作業空間として主人の座敷をハレとするならケの地位にあった。
炉があって火がある空間としての台所としての台所は、田舎の農家へとつながり、農家の建築はさらにさかのぼると縄文時代の竪穴住居へと抜ける。利休をはじめとする侘び茶の開拓者たちが、縄文時代の住居形式を知っていたはずがないが、竪穴住居い毛の生えたような農家はちょっと田舎に出向けばいっぱいあったから、都市や洗練の文明や文化の対極が炉でありその核心としての火であることは知っていたにちがいない。
とすると、利休は茶室に確信犯として火を持ち込んだ。そのために炉を切る必要があった。お茶という上流階級の洗練された文化的行いの中に、利休は火を投げ込んだのである。
一坪まで空間を狭めるのも普通ではない。そんな狭い中でも狭さを感じさせない床の間のデザインは並ではない。茶碗を真っ黒にしたのもさすがだ。たしかに美的にはただごとではないが、しかし、火を投げ込むことの方もきっとただごとではないのではないか。火というものが美的問題より深い存在であるのはここに言うまでもない。
2009年5月8日金曜日
フィッシャー邸
2009年5月7日木曜日
TOKYO FIBER'09 SENSEWARE
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2009年4月22日-27日
ミラノ トリエンナーレ美術館
展覧会ディレクター 原研哉
http://tokyofiber.com/ja/
ミラノは大好評で、サローネの中でもベストの作品だと多くの方に喜んで頂けました。
制作者の自分も見ていて、「わぁキレイ!」という具合でした。
巡回展の案内は詳細が決まり次第ご連絡致しますので、是非ご覧になってください!
アトリエ・オモヤ k.k.
2009年5月4日月曜日
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