2009年5月13日水曜日

見せるだけじゃダメ

ミラノ・サローネに出展していて感じること。作品にテキストがないと伝わらないんです。作品見て感じて読み取ってもらう。これは日本独自のスタイルかもしれない。ブースに来る人達は作品も見るけど作家を見てるんです。コイツはこれから何をしでかすのかと。だから「どう考えているのか」「どうしたいのか」といっぱい聞いてくるんです。問いにちゃんと答えられないと「ふ〜ん、こんなもんか」になっちゃう。ヨーロッパやアメリカの異文化混在社会ではちゃんと言葉で説明する、伝えるっていうことが基本なんですね。子供の頃から訓練されているんです。基本的教養。あちらのデザイナーはみんな文章書くのが大好き。
橋本潤