日立ライティングは4月から高効率蛍光灯を量産する。10億円を投じ青梅事業所内に製造設備を導入。09年度内に約10機種を売り出す。09年度の改正省エネ法では工場や大型商業施設に加え、コンビニなども規制対象となる。環境配慮型の照明機器市場が拡大するとみている。
量産する高効率蛍光灯は、電極部分を最適温度にする設計で専用機器と組み合わせた場合、従来蛍光灯に比べ消費電力を最大で約5割抑えられる。寿命は2倍弱の2万時間。
照明業界ではLED照明に力を入れる企業が多いが、日立ライティングは高効率蛍光灯の方が実用性が高いと見ており、環境配慮形照明の中核に据える。