2011年10月2日日曜日

【本】街場のマンガ論

内田樹 著

マンガに関わるブログ記事を編集したもの。思いつきのかたまり。ユニークなテーマに対して自由に根拠なく論を組み立てる。ゲームをみているような感覚で楽しい。『足元を見よ』の大田師匠のようになられるのでしょう。
『日本語って変かも』で日本人の「言語」に対する頭のユニークさを垣間見る。
『ボーイズラブとエロス(2002.10.11)』の人間観・社会観に賛同。
『パイレーツ・オブ・チャイナ』内田氏は自身の著作物をコピー・フリー宣言している。著作権の本当の意味をみなおして金・金・金のスタンスをやめないかと提言。著作は人類の公共財産である。
『井上雄彦の天才性について』井上雄彦という至宝とそれを育んだ日本のマンガ界に対する愛を感じる。本当に彼は日本芸術の最高峰だと思う。

しっかし、よーマンガ読んどるな。この先生は。