
瑛九《ながれーたそがれ》1959年
1. 天才・瑛九が誕生した「1936年」前後にフォーカス
本名・杉田秀夫が、のちに伝説となる画号「瑛九」を名乗って美術界に鮮烈なデビューを果たしたのが1936年。本展ではこの記念すべき年に着目し、彼がどのような表現の模索を経て「瑛九」へと脱皮していったのか、その瑞々しい誕生の瞬間を作品や資料から追いかける。
2. 生涯の友・山田光春との「響き合う表現」
瑛九の足跡を語る上で欠かせないのが、画家であり美術教師でもあった山田光春(1912-1981)の存在。二人は宮崎で出会って以来、互いに強烈な刺激を与え合いながら制作を続けました(のちに山田は詳細な瑛九の伝記も残している)。 展覧会では、二人の作品を並べて展示することで、お互いがどう影響し合い、前衛の表現を深めていったのかという熱い交流の足跡が生々しく伝わってくる。
3. うらわ美術館のコレクション&「未公開作品」の公開
瑛九ゆかりの地(1951年から晩年まで浦和に居住)である、うらわ美術館ならではのコレクションがベースとなっている。油彩やガラスに描かれたユニークな作品群に加え、これまで目にする機会がなかった未公開作品や貴重な資料も含まれている。
